マチルダ可愛いなぁ…、とかなんかそんな軽い感じで感想書こうと思ってたんだよ。んじゃ。
…んじゃ、やばい。やばすぎる。
誇張抜きでオレがこれまでやってきたソシャゲで一番感動した。気持ち悪いかもだけど普通に泣いた。というか号泣した。目パンパンに張れた。
こんだけゲームに感情移入したの幻想水滸伝2のナナミ以来じゃないかと思う。だから20年ぶりくらいの神シナリオってことだな。
ヤバいとかいう言葉で片付けていいレベルじゃない。
例えばこれが短距離走なら長らく破られていなかった世界新記録がこのリバース1999「他者の哀しみ」が塗り替えた、くらいの衝撃。世が世なら東京駅で号外配られるくらいすさまじいシナリオだった。
とにかくこのバージョン3はこれまでの全てのシナリオで、この「他者の哀しみ」に行くための助走がすごい。なんならバージョン2のラスト、メレルが出てくるところからずーっとこの伏線を張っていたのか、この作者…、と天才すぎて怖い。
そう。
気付きがヤバい。
ああ、だからずーっと脇役のメレルの描写を描がき続けてきてたのか。一度脱走するもまた戻ってきて、そして今度は逃げずに戦う、それをずーっとバージョン3ではメインのシナリオとは別に細々と描き続けてた。
正直もうメレルのくだりいらんから、とか思ってたらこの集大成の「他者の哀しみ」で一気にその意味がわかる。
ほんとゴメンナサイって言いたい。たぶん2章ラストとか3章序盤とかで、オレ自身実際にもうメレルの部分どうでもいいから省いてくれ、って書いてたと思う。
んじゃ全然違う。ものすごい積み重ねて積み重ねて、あのラストのメレル。
泣く。
まじで30超えたおっさんがただただスマホのゲーム画面見つめて号泣してるの、普通に考えたらめちゃくちゃ気持ち悪い。し、暗転して画面が暗くなった時ものすごい眉間にシワよってて号泣してて、自分でも結構引いた。
「ヴェルティの旦那」のくだりの再現にまた涙腺が刺激されて、また号泣。
これまでリバース1999は基本的に主要キャラを殺さない方向でストーリーを展開してた。序盤に死んだシュナイダー、それからサザビーの執事のカーソンを除いては。
だから正直バージョン2、バージョン3と進むにつれてよくあるソシャゲと同じで基本的にメインキャラは死なないものとして読んでた。それが慢心だった。
普通に殺してくる。
そして転生?といっていいのか、新しい時代で金の糸を辿って出会ったメリルそっくりの人物リアンノン、が全然前世の事を覚えていないのがまたグッとくる。
普通、なのかわからないけどオレ自身が最近ラノベを書いてるのもあって、オレならここでもっとわかりやすくリアンノンにメリルの記憶を入れ込んじゃうと思う。
それこそヴェルティガ今回は金の意図が見えたから違う、ていうのがあるからハッピーエンドにしたくなっちゃう。
…でも、あの臆病で、落第生で、でも逃げても戻ってきて、頑張ってたメリルはもういない、っていうのがヤバい。なんで…、って本当に幻想水滸伝2のナナミが死んだときのように作者に対して「なんで」って思ってしまう。
結局人間は感極まったらヤバいしか言わなくなる。それだけオレはこのシナリオヤバかった。
いやマジでこの1年で読んだ小説含めてダントツでこれが一番すごい。
「全国書店員が選んだ いちばん! 売りたい本」とかいうちんけな賞がこのリバース1999のシナリオ読んだら全員気絶してアワ吹きまくるだろうと思うくらいにはすごい。
もうここまで来たら日本の最高峰の小説よりもリバース1999の方が小説として勝ってしまってる。
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