2025年になってからSkyを始めて、んですごい面白くてハマっちゃって。
人間ってハマっちゃうとそれについて調べたくなっちゃうものだよねー。んで色々Skyについて調べてると身長について色々言われてるらしいことを知る。
Skyやったことない人向けに書くと、このゲームは自分の使用キャラの身長がゲーム開始時にランダムに決まって、その後リサイズドリンクというものを飲むと身長を変えられる仕組みになってる。
で、疑義が上がってるのが、リサイズドリンクを何度飲んでも最高身長、もしくは最低身長になれない!っていう部分。
なんていうか、ウマ娘とかならリバースエンジニアリングでソースコードの解析をして仕様を理解しようとするユーザーが出てくるのに、Skyはそういうの無いのが意外だった。
もう5年も前のゲームだから、身長についての仕様なんて完全に暴かれてると思ってたけど、そうなってない。
リサイズドリンクを飲んだ際、サーバー側で身長の計算をしてその結果だけをスマホ側に送る仕様になっていてスマホ側のプログラムを見ても解析できなかったのかもしれない。
ここではつい最近Skyを始めたやつがとりあえずネットの情報を読んで、リサイズドリンクやスケールについての考察を書きたい。
前提
Skyのキャラの最終的な身長は、運営の回答を載せているブログを読むに、
- 「‐2.000~2.000」までの身長ステータスと、それに加え、各ユーザーごとに割り振られた変更不可能の「スケール」という値の二つによって決定されている
- リサイズドリンク1回使用につき必ず「±0.5以上」変動するプログラムとなっている
という事がわかっている。
さらに、公式の回答には、
- キャラの身長は4,000種類以上ある可能性がある
と書かれている。
「4,000種類以上」それから「‐2.000~2.000」とわざわざ有効数字まで書いてくれてるんで、普通にとらえるなら-2から2までに「0.001」刻みの4,000目盛りがあり、その中からランダムに身長が決定されている、と読み取れる。
ユーザー側が考案した身長の単位
ここまでをまとめると、
- 身長は「身長ステータス」「スケール」で決まる
- 身長ステータス:リサイズドリンクで変更可能、-2~2の間の4,000種類
- スケール:ゲーム開始時に決まり後から変更不可能
で、これらは公式から発表された数字で、それとは別にユーザー側が独自に考案した、キャラの身長をそれこそ学校の身体測定のようにゲーム内で測る方法がある。
ゲーム内のオブジェクトと比較してそのオブジェクトより高いか低いかで15段階で分類する方法となっていて、0~14の数字でキャラの身長が分類され、0が最高身長、14が最低身長を表す。
争点
- 0番(最高身長)になれない、14番(最低身長)になれない
で、当時を知らないんでどれくらい荒れたのかどうかわからないけど、争点としては「いくらリサイズドリンクを飲んでも自分のキャラが0番(最高身長)になれない!14番(最低身長)になれない!」というもの。
実際には、最低身長に関してはお面を装備すれば誰でもなれるため、リサイズドリンクで高身長を狙う人が多く、0番になれない!という不満の方が多く見られた。
で、ブログ記事や知恵袋を読むに、
- 「スケール」という変更不可能なものが影響しているせいで、元からスケールの小さいキャラは最高身長になれず、元のスケールが大きいキャラは最低身長になれない
というところで一応、このSky身長問題は決着がついている…みたい。
ただ個人的には疑問が残る。
以降は簡単のため、より争点になっていた最高身長(0番)を目指すケースのみに絞り、最低身長(14番)については割愛する。
4,000種類から最大値をひけるのか
まずスケールうんぬんの前に、-2.000から2.000までの間に4000目盛りある身長ステータスから最大値の2.000をひけるのか、という疑問。
実際には、
- リサイズドリンク1回使用につき必ず「±0.5以上」変動するプログラムとなっている
という事が公式より発表されているので、自分の今の身長±0.499はリサイズドリンクでは出ない。つまり4,000種類ではなく3,000種類、もしくは最大3,500種類(3,001~3,500種類の間)からランダムで決まる、という事になる。
3,500種類になるケースについて
今の身長が‐2.000、もしくは、2.000の場合、上端下端がなくなるため3,500種類からの抽選となる。
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よりシンプルにするため3,000種類として話を進める。
3,000種類から2.000を引くとなると「1/3000」。なので確率にすると「0.033%」。
3%のガチャですらあんなに出ないのに0.033%なんてそんなにすぐ出るのか。
リサイズドリンクは頑張れば1か月に30個くらい手に入るらしいけど、Skyリリースからずっと5年間、毎月リサイズドリンクを30個交換したとして、1,800(30×12×5)個しかリサイズドリンクを手に入れられない。
実際には最大値2.000ではなくても、例えば1.900でも人の肉眼ではほぼ判別できないためこれでも最高身長としているかもしれない。
より厳密にしてみよう。
公式発表の4,000目盛りをユーザー定義の14目盛りで割ると、1目盛り当たりおよそ286。
またユーザー定義の7番が公式定義の0.000という事なら、
- 6番:0.286~0.572
- 5番:0.572~0.857
- 4番:0.857~1.143
- 3番:1.143~1.428
- 2番:1.428~1.714
- 1番:1.714~1.928
- 0番:1.928~2.000
基本的に0番以外は出回っている14目盛りある画像の線を”越えたかどうか”で判断するはずなのでシンプルだが、0番に関しては線を超えることがなく”目盛りちょうどに見える”という判断しかできない。
また、0番にこだわる人であれば1番と0番の間の身長になったとしても0.5番より大きくないと1番だと判断する(つまり妥協できない)はずで、さらにいうと0.5番でも満足しないと考えられる。
そのため1番~0番の間の286目盛りをさらに4分割し、0.25番以上を実質0番としてみた。
結果としてリサイズドリンクで「1.928~2.000」を引いた場合に0番、つまり最高身長になれた、とユーザーが判断できると言える。
この場合「72/3000」で、確率は「2.4%」。
一般的なソシャゲのガチャで最高レアをが排出されるのに近い数字にはなったが、運が悪ければ200回300回のリサイズドリンクでは出ない数字であることに変わりはない。
また、再度触れるが、
- リサイズドリンク1回使用につき必ず「±0.5以上」変動するプログラムとなっている
という条件があるため、「1.501~1.928」という0番ではない高身長を一度ひいたなら、プラスの方向にはもう0.5上がるのが不可能なので、次に飲むリサイズドリンクでは100%身長が縮む、という事になる。
具体的にユーザーの定義した身長で表すと、1番すべての身長と2番の一部の身長を引いたなら次は必ず縮む事になる。
そうなると先ほどの確率2.4%よりもさらに0番を出すのは難しくなる。なにせ数十回に1回のリサイズドリンクではそもそも当たり(0番:1.928~2.000)が入っていないんだから。
結局、なんとなく高身長(1番2番3番)、っていうのはかなり頻繁に出るけれど、0番はすごく出ずらい、という事になるはず。
つまりそもそも0番は狙ってなる事が難しい。ガチャで単発で最高レアひくのと同じくらいの確率。
最高身長、最低身長の出やすさがある?
ネットの情報を見るに「0番になりたいのに14番ばかり出る…」のような書き込みが多い。
ただ上でも書いた通り、0番とか14番はかなり出ずらいと思うんで、数十回のリサイズドリンクで0番ばかりもしくは14番ばかり出る、というのは誇張しすぎでは、と感じる。
誇張ではなくても、自分が目指していない側(高身長になりたいなら低身長)になった場合だと真剣に身長を測らないのが理由では、と考えられる。
実際には13番や12番、もしくは1番や2番である可能性が高いはず。
ここでスケールの話が入ってくると思われる。
具体的な計算方法がわからないが、「‐2.000~2.000」の身長ステータスにスケールの値を足したりかけたりしているのだろうと思う。
そのせいでユーザーによって高低どちらが出やすいかの偏りができている…と思う。
つまり、スケールのせいでユーザーによっては単発ガチャで最高レアひくよりもいくらかはゆるい確率かもしれないし、反対にもっとキツい確率かもしれない。
さらにいうとこのスケールを合わせた計算方法によっては、個体によっては100%最高身長になれないプログラムになっている可能性もある。
4,000種類”以上”とは?
話は変わるが、公式発表で身長は4,000種類以上ある可能性、と書かれている。
わざわざ4,000種類”以上”と書いたという事は事実として4,000種類以上あるのだろう。それは以下の2パターンが考えられる。
- スケールとの計算の過程で有効数字が4ケタ(0.0001)の位までいく事がある
- スケールとの計算の過程で‐2.000~2.000の外側のサイズになる事がある
で、①の場合なら「‐2.000~2.000」間の目盛りが細かくなっただけなんで問題ないけれど、もし②の場合なら上で書いたこと全部無駄になる。
この場合、‐2.000~2.000の外側に例えば、‐2.200とか2.200があることになり、ユーザーとしては2.200を0番、つまり最高身長と定義していることになる。
そうなると2.4%という確率を乗り越えて限りなく2.000に近い身長ステータスをリサイズドリンクで引き、さらに変更不可能な値であるスケールの大きな個体でないと最高身長になれない、という事になる。
これは冒頭で書いた、Sky身長問題で一応の決着を見せている見解と同じものとなる。
結局どういう事?
結局、Skyの最高身長については、
- スケールの値があるため個体によってなりやすいなりにくいはあるものの、試行回数が足りていないだけで誰でもいつかは最高・最低身長になれるケース
- スケールの値があるため個体によっては100%絶対に最高・最低身長になれないケース
の2パターンのどちらなのかが判明していない、という事になる。
しかしどちらの場合であっても0番や14番は低確率すぎるので狙ってなるのが難しい、という事がわかるし、少なくとも1,000回、2,000回というオーダーでリサイズドリンクを飲んだ人がいないと真相は分からない。
つまりSkyをリリース時からプレイしててずーっと毎日リサイズドリンク飲み続けてる、もう毎朝のヨーグルトみたく健康的にリサイズドリンク飲んでるユーザーがいないとわからない。
ただここからは個人的な意見だけどオレがプログラムを組むなら、スケールによって出やすい出にくいはあるにしても必ず全身長出るように作るけどなー。こんなんで返金とかいわれてもしんどいし。
で、もし仮に実装時そこまで気が回らず、スケールのせいで最高身長や最低身長が出ないように実装してしまってたとしても、ユーザーから不満が出たタイミングでしれっと低確率で出るように変更する。
逆に絶対に出ないようにするメリットがない。
ユーザーごとに個性をつけたい、という意図でスケールは組み込まれていると運営が言っているので、それはスケールによる「出やすさ」で担保できてる。
ビジネス面を考えても、そういう風に身長にこだわるユーザーであればその身長をだすまではゲームを続けてくれるだろうし、出にくいユーザーほど出たときの達成感強いだろうし、メリットしかない。
なので個人的には①のケースだろう、と思ってる。仮に②のケースで実装してても①にしてるはず。
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