なんだろ、ソシャゲばっかりやってるからストーリーに対する目がもう節穴中の節穴になってるのかな。
それにしてもドラえもんの映画、地球シンフォニー面白かった。
難しいこと考えなくても物語として単純に面白い。
なんかウマ娘のストーリーがいい!とか言ってたのが恥ずかしくなるレベルでドラえもん、すごい。
難しいこと考えると、最後宇宙空間に投げ出されたのび太が無音状態になる所とか、たぶんあれを親子で見てたら、映画見終わった後お昼ご飯をフードコートで食べてる時、子供が両親に「ねえ、パパ、なんで最後のび太の声がなくなったの?ねえ、どうして?」って口にソースたっぷりつけながら尋ねるんだろうなっていう、映画の外のシーンすら想像できる。
んでパパが「どうしてだと思う?」とかで会話続けて、最後には「宇宙は空気がないから音が鳴らないんだよ」って言って、それでも子供はよくわからず「ふーん、よくわかんない」っていってハンバーガーをまた両手で貪る、みたいな。
でもこの映画を見た子供はたぶん音楽についてちょっと違った見方になるだろうし、宇宙は空気がない、とか音が届かない、とかそういう子供のためになるような科学的な内容を物語にうまく入れこんでるのがすごい。
こういうNHKの子供向け科学番組らしく恩着せがましくなりそうな知識の部分を邪魔になってるとか無理に入れてるかじゃなくて、逆にあのシーンがあるから再び音楽が鳴りだしたところで感動できるわけだし、物語として必要なレベルまで展開を煮詰めてるのが素晴らしい。
地球シンフォニーのゲストキャラ、ミッカもジブリの幼女キャラくらい元気に動くし、キャラの面でも魅力的だった。
ミッカが地球の繁華街を歩いてアイスクリームを食べててぼーっとしてるシーンとかも大人が見ればわかるようなちょっとした寂しさを演出してて、子供にも大人にも楽しんでもらおうって作ってるのがわかるし、それが成功してる。
最後地球で鳴っている生活音が音楽にミックスされて、それが本当の地球シンフォニーになっているところ、ノイズが消えていく時の浄化されたような消え方、やろうと思えばエヴァくらい考察できるんじゃないかな。
人が音を奏でるという行為はグノーシス思想としては…うんちゃらかんちゃら…、なぜのび太の靴は青色なのか、それは旧約聖書で…うんちゃら、またミッカという名前はアナグラムになっており死海文書を照らし合わすと…、みたいな。誰かやってほしい。
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