最初はホント、野生児。
学校終わった後、公園の木の下にランドセルほっぽって、そんで、友達と日が沈むまでどろんこになってケイドロなり缶蹴りなりしてるだろうな、っていうやつだった。
…え?何の話って?
そんなのSkyのオレの星の子の話に決まってる。
オレがSky以外の話をすることなんてない。口を開けばSky、Sky…。もうなんならファービーより語彙少ないよ。Skyしか言わないんだから。
で。これがケイドロ大好き系女子。
無駄に身長高い。
ひざとか、すりむけだらけでひたすら遊んでるんだろうなー、家帰ってお母さんの作った唐揚げたくさん食べてるんだろうなー、っていうそんな小学校に一人はいた、がたいすごいいい女子生徒みたいな。
夜見る夢もたぶん食べ物の夢なんだろうなー。ステーキたっくさん食べる、そんなとても幸せな夢とか見てるんだろう。
それが…。急に…。
アイテム揃ったとたん急におしゃれに目覚めてしまった。
もう絶対お母さんの唐揚げとか「太るし脂物なんていらない…」とか難癖付けて食べないし、なんかよくわからない韓国の、辛みとうま味調味料だけ入れまくった、なんちゃらゲタンみたいな名前の外食しか食べないような感じになってしまった。
高校まで柔道部で汗を流してた、高身長でスタイルだけいいおしゃれっ気まったくないスポーツ女子が大学で急にカーディガンとか首に巻きだした、そんな様相を呈している。
ただ正直、女の子なのか男の子なのかわかりづらい見た目になったのも事実で、
こうやって後ろから撮るとなんかすごいゼノブレイド。
もう男の子。幻想水滸伝とかでよくある後ろ髪三つ編みしてる系男子。唐揚げばっかり食べてたあの純粋な女の子はどこに…。ただの紋章の継承者になってしまった。
そしてさらに…、
もう完全に「星の子」じゃない。
星のお姉さんになってしまった。成人済みだろうし、なんなら子供いてもおかしくない。
なんか手首側に巻いた腕時計をしがちな年代で、スタバとかちょっとバカにしだす世代。よくわからない種の飲料飲みだしたり、なんかよくわからない産地のコーヒーにこだわったりしだす。んで、食材にもこだわりだして無駄に無農薬野菜買いだす。でも料理できないから生にドレッシングかレンチンで食すのみ。
そんなルックス。
犬とか猫とかをデート中やら気になる異性の前で、この姿勢で見るのが可愛いと計算してやってる、そんなポーズ。
「かぁわぁいぃいぃ~♡」ってこの姿勢で言えばいいと思ってるし、そんな自分こそが犬やら猫よりも「かぁわぁいぃいぃ~♡」でしょ、とわかってやってる。
そんな計算高く、婚期を気にし始めた、星のオトナのお姉さんになってしまった。
なんだろ、なんか今、見直して、この初期が一番かわいいような気がしてきてしまう。唐揚げを体重気にせずただただほおばる女の子ってかわいい、そんな気付きをSkyで得た。
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