島田庄司著「ら抜き言葉殺人事件」の感想

2026年6月23日火曜日

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この季節になるとどうして取り組んでしまう事がある。まるで女が海に間に合わせるためにどうせ今年も無駄に終わるジム通いにいそしむように。


そう。

それが一日1冊読書であり、今日読んだのが島田庄司著「ら抜き言葉殺人事件」だった。なぜなのかはわからないが僕は5月6月あたりになると無性に読書がしたくて仕方がなくなる。ジューンブライド的活字中毒。あるいは五月病的本の虫。

もう今からでは段取りは到底間に合わないのに、女が急にこの時期にゼクシィを机の上にこれ見よがしに置くかのように一過性の読書欲が急に発生する。


冒頭とつい先ほども、女が、という乱暴な書き方、それも少々差別的なニュアンスを含む表現をしたが、このら抜き言葉殺人事件の内容は今であれば出版したら最後、非難轟々だろうな、という差別的な内容がずらりと並んでいる。

男女という性別の違いによる差別、そして昨今ではルッキズムと呼ばれるような外見に関する差別、それらがとても当たり前のように前提として書かれている。


昔はこの思想でまかり通ったんだな、というのをとても感じ取れる一冊となっている。


女はこういう思想の生き物だから、であるとか、一夫多妻制じゃないからしょうもない魅力のない男が一生懸命働いた結果今の働き者の日本の姿がある、であるとか差別主義の中でもかなり先を行ってる差別主義の思想。


ただ面白い。

そういう普段だと思ってても口に出せないような、そしてこの本の思想は正直思ったこともないような振り切った差別思想でそういう新しい考えた方に触れられたのが面白かった。ここまで書いていいのか、ここまでこの著者は思想を持ってるのか、っていうのが面白い。


昔大学生の時に読んでいるときは思わなかったけど、島田庄司さんの本は思ったより描写が淡白な気がする。

写実的描写がほとんどで、心象風景的な描写がほとんどない。登場人物の心象を表した抽象的表現がほぼない。


だから読みやすいのかもしれない。スラスラ読める。スラスラ差別的思想が読み込めちゃう。


まー、なんにしてもこれを今テレビとかで言った日には大問題だろうなー。


AIに読ませてはいけない一冊。

AIがこれを読んだら僕が生きている間にマトリックス的世界が見れるかもしれない。


…無理やりら抜き言葉を使ってみたが案外思いつかないものだなー。

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