リバース1999、V2.5「チャイナタウン秘話」感想

2025年4月29日火曜日

リバース1999

t f B! P L

 

いやー、チャイナタウン秘話、めちゃくちゃ楽しかった!

ジョジョ風味やヒロアカ風を感じさせつつ、全体的にはドラマの初回2時間放送みたいな見やすいテイスト。たたき上げの先輩刑事とエリート新入り刑事、それに初回とにかくいびりがちだけど最終話付近に急にデレる部長刑事もいる。

どこかでだれもが見たことのある図式でめっちゃ安心感。


ここではリバース1999、V2.5「チャイナタウン秘話」の感想を書きたい。


設定は王道のなのにストーリーがとにかく濃い!

いやー、毎度毎度リバース1999のシナリオライターには度肝抜かされるというか、こちらの想定を軽々超えてきすぎて読んでて声出して「ほー…」とかいっちゃう始末。


今回のなんて、例えばハンバーガーショップでポワチエとリョウゲツが会話するシーン、それから初めてノワール監督を訪れるシーンとか、完全にドラマのワンシーンとして想像しちゃう描写だった。

んでこういうのはもう王道というか、刑事モノのドラマなりなら絶対にある描写だよなー、とか思って読んでたら、なんか物語の骨子の部分がやけに濃い。それがちょっとずつ明らかになっていく。


特に鳥肌だったのが、2つの結末を撮影し、その片方が上映され、その片方が今から現実で起ころうとしている、っていう部分。

コナンの映画だとしても今年のコナンはやけに面白かったなー!って上映後のお客さん達が大満足して帰っていくクオリティ。


最初、今回のチャイナタウン秘話はドラマの初回くらいの感じかー、あるあるネタてんこ盛りだし、まあ気軽に見れていいなー、でやってたらそうじゃなくて映画レベルのクオリティだったからそのギャップにやられた。


ロガーヘッドがいい感じに物語をポップにしてくれてるのもいいし、コナンでいうと少年探偵団の役割をしてくれてる。しかも健気でめっちゃいい子。


リョウゲツもPVで見た時よりもはるかに魅力的で、なんていうか本当に新米エリート刑事っていうのを見事演じていた。


んでなによりノワール。

めちゃめちゃ魅力的なキャラすぎる。

声がいいのかもしれないけど、終始なにか楽しいことが起こりそうな、何か含みがありそうな声のテンションで話してるのがいい。まじで刑事ドラマの犯人役の声色というか。


ノワールのかつての親友の2人もよかった。

ポワチエもスコットも刑事部長?もだけど、今回はサブキャラの魅力もものすごい出てた。なんなら名無しの「アルカナム課刑事1」みたいなやつにも魅力あった始末。


やっぱあれだな、リバース1999のシナリオは本編が大きく絡んできてない時の方がめっちゃ面白い。

実は個人的にこないだの地球最後の夜はあんまり好きじゃなかった。キャラの魅力よりもストーリー、というかストームの謎の方を優先してしまってる感じで、バルカローラやトゥトゥイの良さがあんまり出てなかった。そのせいで今回のチャイナタウン秘話もリリース当日に読む気力がちょっとなくなってた。


ネタバレ

ネタバレなので空白明けますねー。


………


……




まさか、マチルダのママンがなぁ…。

冒頭のスコットがママンの顔を覚えてない、っていう部分でなんか怪しいとは思ってたけど、まさか黒幕だったなんて。

何か考えあっての事なんだろうけど。


「儀式」っていうのはもう再誕の話だろうな。

アルカナを蘇らせるために必要なものをマヌスヴェンデッタは今集めてる最中、と。

それが2.4のヌクタイオ人のシェルスピリットとこの財団管理のアルカナムアイテムだった。


で、ゼノミリタリーを裏切りその再誕の儀式の場所に向かってるのがイゴール元帥一派なんだなー。


ちょっとずつメインストーリーの今後の展開が煮詰まってきてて、これもすごい楽しそう。

ここ最近でほぼメインに関係なかったのってアルゴスの回くらいかな。アルゴスの幼馴染みが精神乗っ取られて今はマヌスヴェンデッタにいるよー、ってくらいだったはず。


まとめ

チャイナタウン秘話、ものすごい面白かった!

欲を言うなら最後のエンドロールの演出の後に、NGシーン集があれば満点だった。

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