ヴィローのキャラスト「太陽の裏側」読んだ。
うーん、相変わらず素晴らしいクオリティ…。ただの小説。
ただこれっていつの話なんだろう。それによって大きく意味合い変わってくる気がする。本編前の話なのか本編のロンドン予選と本選の間の話なのか。
エキシビションじゃなくて義足で生選手としてウルルに出られる!昔の欠けた金メダルに口づけして、いざオーストラリアへ!っていうのは時系列でいうと、たぶん本編の前の話、だよな。
まだガーデンへの子供の嫌がらせが続いていたし、パタパタペーパーが屋敷に入れてないのを見るにまだアルカナムをヴィローから習っていない時なんだよな、たぶん。
そうなるとヴィローってこの後また失望する何かがあるんだよな。しかもそれはたぶんこの後すぐにあるであろうウルル大会で。
そう考えるとより辛い。
本編のヴィローってウルル大会の名前を聞くだけで切れてたもんな。そんななにかがこの後起っちゃうんだよな…。
何度も再起して何度も失望して、でそれでもまた本編で前を向いて…、ってかっこよすぎるやん。リバース1999内で一番ヒロインムーブかましてる。37超えた。
そんで最後の最後、本編の最後にスリスに、神に、届いた、っていうのは…。完成された物語すぎてさぶいぼ出てくるレベル。
キャラストの時のヴィローは過去の自分、スリスと友達だと思ってた時のシャーロットと決別して、そして何かしら大きく失望することになったウルル大会に挑んだ。
で、またガーデンに引きこもるようになって、本編のロンドン予選では、たぶん、あのラスボス時の踊っている時のヴィローの心象的には、また心の中でシャーロットと再会してたんだろう。今度は過去の自分ときちんと向き合う形で踊れるようになった、と。
そうして起ったのがあの偶然、って事なんだなー…。
ヤバいな。
日本で小説として出てたらなんちゃら賞取れちゃうやろ、こんなできたストーリー。
マジで自分でもリバース1999のストーリーいっつもほめすぎだと思うけど、でもほんとにすごいんだよな。
んで、このストーリーを本編のあのジブリ感のある中に落とし込んでるのがすごい。純文学みのある大衆向け作品ってことだもんなー。
やってることがやばい。どっちか片方だけでもすごいのに両方ある作品なんてマジで稀有。
やばいとかマジとか、バカみたいな語彙しか出てこなくなるくらい脱帽。
いやここ最近のリバース1999は本当にすごい。シナリオのクオリティが天元突破しすぎてる。NHKアニメでやればいい。おじゃる丸の後にやればいい。
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