リバース1999、本日2周年アニバスタート&第一部?シナリオのフィナーレを飾る「復楽園」が読めるようになりましたねー!
いやまじで、ですます調でしゃべるくらいには数日前からまだかなー、まだかなー、ってまるでクリスマスを前にした小学生みたいにソワソワ、わくわくしてて、ただ待ってるだけでその日に配信してくれるスマホアプリってやっぱ偉大。
買いに行ったり品切れとかないから。スイッチ2じゃないから。リバース1999は。
んで早速帰宅後すぐ、というかもう帰宅途中からずーっとリバース1999の復楽園夢中でプレイし続けて、今しがた読み終わったんでその感想を。
ちょい欲張りすぎたかなー…、が第一印象
そもそもなんだけどリバース1999のシナリオってメインストーリーよりもサブストーリーの方が描きたいことが少なくて読みやすく面白い、ってのが前提にあるんだけど、この復楽園はそのメインストーリーの中のフィナーレなわけだから、これまでのメインストーリーに輪をかけて内容てんこ盛り。
なのでちょっと欲張りすぎたかなーっていうのが残念なところだった。
そりゃまあ、集大成なんだからこれまでの伏線を回収しなくちゃ、とかでキャラが入り乱れる展開になる。
で、リバース1999の復楽園ではだいたい、
- ヴェルティ一行
- ウルリッヒ一行
- マヌスヴェンデッタ
- イゴール元帥一派
- 財団&ゼノミリタリー陣営
- ウルド
この6つくらいの動向をストーリーごとに目まぐるしく場面展開して描いてくことになってた。
すんごい場面展開のオンパレード。「一方そのころ…」がたっくさん。1匹いたら50匹いるんじゃないか、ってくらい「一方そのころ」が頻出する。
なのでまじでいらない要素排除して、もう少し本編にフィーチャーしてほしかったってのが正直なところ。それくらいリバース1999のシナリオ、そのフィナーレに期待しまくってたからその分落差があったのもあると思う。
例えば、
- ノーティカが終始イライラする描写でもう少し省いてほしかった
- リスの存在がそもそもいらない
- マヌスヴェンデッタのかませオバサンの文章量がいちいち長い
ここらへん削った上で、もう少し物語の骨子に力を入れてくれてたらすんごい満足度高いものになってただろうなーって思う。
いや今でも十分面白いし、ソシャゲのストーリーの中で言うならまじで屈指のシナリオだったと思うけど、過去のリバース1999に勝ててない。つまり過去の自分自身に勝ててない、それが残念。
後、別にフィナーレじゃない
第一部?2.0系?のフィナーレって前評判だったからものすごい期待してた。どんな伏線がどんな形で回収されるんだろう!とか、新しい事実がどんどん解明されるんだろうな!とか。
……
…
でもストーリーを読み終えると、あんまり新しい事実も出てこなかったし、既存の伏線もあんまり回収されてないし、確かに終盤リバース1999にしてはだいぶダイナミックな展開で紙芝居っていうビジュアル面が描写に追い付いていない感あったけれど、それだけっていうか。
もうちょいアルカナであるとか、ヴェルティであるとか、ウルドであるとか、そういうキーパーソンの謎が解明されるんじゃないかって思ってたから余計に。
普通に次のシナリオに進んでるだけで、言うほど特別感がなかった。
んでノーティカが完全に邪魔になってるんだよな。ストーリーの。
アルカニストではない人間があの緊迫した場に居たらこうなる、っていう描写なのはわかるけど、それこのてんこ盛りのシナリオでわざわざ入れ込む必要あるのかがわからない。
ノーティカの行動がわかりづらい
復楽園冒頭で登場して以来、ずーっと躁鬱状態のノーティカ。この時点でキャラとしてしんどい。たぶんリバース1999のキャラで一番しんどかった。
先にガチャ引いてしまってたからあれだけど、ストーリー先にやってたらノーティカ引いてなかったかもしれない。
んでネタバレになるけどPVとかでも急にノーティカが反対方向に走り出す、謎の演出、あれ。本編やってもなんでそんな行動に出たのかよくわかりづらいと思う。
一応、ノーティカはその探求心がゆえ南極に調査に来てる。でもその探求心を超える恐怖に遭遇したせいで躁鬱状態になってる。
で、あの駆け出す場面で、本来の探求心を求める自分自身に戻れた、っていう描写だろう、と思う。じゃないとただ生贄になっただけだから。
シナリオライターとしては、そりゃノーティカ自身のせいで扉が閉まってしまったんだから、その罪滅ぼしの生贄のために駆け出したっていう考えもあったかもだけど、それ以上にノーティカ自身の気持ちの昇華に重きを置いてあの描写にしたんだと思う。
半々か4:6で描いたんだろうなー。だからすんごいわかりづらい。
未知なるものに飛び込んでいく、それがノーティカというキャラの軸になっているんだと思う。だから南極調査にあの年で参加してて、それと同じことがあの場面で再び再現されてる、…んだと思う。じゃないとまじでノーティカ今回のシナリオにいらない。
あー、ロック流したかっただけね
んで結局このシナリオライターがやりたかったのは、ラスト洪水が襲う場面でロックミュージックを流したかっただけなんだなって。
いや、だけ、って書いたらあれだけどすごいかっこよかったし、めちゃめちゃいい展開だった。もしあれしか見どころがなかったとしてもこの復楽園のシナリオは十分凄みがあった。それだけかっこよかった。
でも、あー、これがやりたかったんだなー!、っていうニヤニヤの方がかっこいいに勝ってしまった。というかもう結構序盤から気付いてしまってたんで、あー、やっぱり来たかー、というニヤニヤになってしまった。
そりゃストームに対抗できるアイテムがレコードな時点でそうだよなー。
疲れた側とそうでない側の戦いだった
今回の復楽園を読んでて感じたのは、ヴェルティ一行のように犠牲を出しながらまだ未来を見据えている陣営と、そうではなく、度重なるストームに疲弊し疲れてしまった側の戦いだったんだな、という事。
ソフィアやイゴール元帥はもう疲れたんだろう。
犠牲がただただ増えていく世界に。
特にイゴール元帥はマヌスヴェンデッタとかいうよくわからない組織と戦う中で、家族と考えている部下がコマのようにして死んでいくのが耐えられなかったんだろう。
だからあのパンドラの箱?みたいなキューブ上のアイテムを手に入れて、家族で隠居したかったんだろう。それだけストームとそれに伴う戦闘がイゴール元帥を苦しめてたんだなー…。優しい人だったんだな。イゴール元帥。これ以上家族がコマとして犠牲になるのが耐えられないって。しかも先が完全に不透明だもんな、財団側は。この犠牲があったから成果が得られた、がないんだもんな。ただ無駄死。だからもう疲れてしまった。
ソフィアはなんでそんなに疲れてるのかわからないけど、どうせストームで消えていく世界なら、アルカナの目指す空白の時代、という明確なゴールのあるマヌスヴェンデッタにつきたい、って事だろう。どっちが先に安寧を手に入れられるか、で天秤にかけたって事なんだろうな。
モルダーかっこいい…
でモルダー。
イゴール元帥の部下、というか血はつながってないけど家族の一人。
今回モルダーがめっちゃかっこよかった。
モルダーはまだ疲れてはないんだよな、ストームに対して。だから倒せるものならストームを倒したい!って考えてる。
だからストームに対してずーっと挑戦し続けているウルリッヒに協力したくなったんだろう。
復楽園のシナリオ全体通してモルダーの評価爆上がりで、こっちを周年ガチャにしてほしかったくらい。
無駄に目立ってた護衛兵、あの枠をロペラにできなかったんかな。
わかった謎と増えた伏線
ここからは考察のコーナー。復楽園で分かったことと増えた謎、その考察を書いていく。
糸車とは?
今回ガチャ画面で皆さん下にスワイプしまくりなあの糸車がキーアイテムとして登場する。
んでウルドにしか糸車の金糸が見えないらしい。ヴェルティにも見えてるけど、だいたいこの2人だけらしい。見えるのは。
で、この金糸をつむげるからマヌスヴェンデッタはウルドを南極に連れていきたかった、と。そうすることでアルカナの再誕と洪水による空白の時代への逆行が可能になる、と。
これは完全に妄想に近い考察なんだけど、ベスミエル、ウルド、マーサ、ドクタードレス、一度マーサは死んだのにまた出てきてる。
考察するに、1999年の凄惨な戦闘、でウルドはなにかしらの力を使ったせいでパラレルワールドすべてに出現するようになったんじゃないか。
でベスミエル(マーサ)と、ウルド(ドクタードレス)は異なるパラレルワールドの、でももとは同じ1人と。
ヴェルティはどこかの世界線のウルドの子供なんだろうと思う。
ウルドとは?
なぜか糸車の金糸をつむげる人。
1999年にはもっと力があったらしい。よくわからないけどウルドがストームを始めることになったんじゃないかな。
それが1999年に起こったことで。
もしかするとストームを開始してしまったことに対して罪の意識があるのかもしれない。今回、お互いに求めるものがある、といって去っていったことを考えると。
アルカナとは?
アルカナ、というかマヌスヴェンデッタは南極に本拠地を置いていることが今回の復楽園でわかった。
たぶんだけどアルカナは、善悪とかそういうのを超越した、ただのアルカニストの崇拝対象なんだろうと思う。
たぶん再誕したのも今回が初めてではなく、人を殺すこととか、マヌスヴェンデッタに崇拝されてることとか、そういうのはどうでもいいっていう感覚の存在。人やアルカニストよりも一つ上の上位存在なんだろう。
なぜ空白の時代にそこまでこだわるのかはわからないけど、
空白の時代とは?
ノーティカも鉱石を見て言っていた空白の時代。
今回の復楽園でマヌスヴェンデッタの目指すゴールはこの空白の時代まで時を逆行させることだという事がわかった。
たぶん人間優位の世界線ではなく、この空白の時代からまた歴史を作り直すことでアルカニスト優位の世界にしたい、ってことなんだろうと、現時点でシンプルに考えるとそうなる。
空白の時代、ノーティカ、鉱石、そこらへんが今後一つのキーワードになってくるのかもしれない。
まとめ
リバース1999の復楽園の感想を書いた。
いやー、面白いのは面白かったけど、個人的な期待が本当に大きすぎて、結果ちょっと残念だなー、っていうのが総評。それでもめっちゃ面白かった。もうちょいメインの描写が多かったらなー…。
まー、とりあえずアルゴスにとってはめっちゃハッピーエンドだった。
0 件のコメント:
コメントを投稿