アスタータタリスク(アスタタ)の感想

2023年8月29日火曜日

アスタタ

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アスタータリスク(アスタタ)、幻影戦争の所が作ったSRPGっていうことでプレイしてみた。その感想を。


総評:クソゲー

一応あのキャラが死ぬところまでプレイ。

で、アスタタの総評としてはクソゲーだなーという感じ。

まずクソゲーだと思う部分から書いていく。


…にしてもアスタータリスクて。このメーカーはサクライグノラムスもそうだけど人の耳に残りにくいタイトルを率先してつけてるのかな。確かにその方がグーグル検索とかで他との重複がなくなるから強みではあるけど、そもそも人の耳に残らなかったら検索すらされないわけで、意味あるのかなと思う。


キャラの掛け合いが寒い

アスタータリスク(アスタタ)は一応ストーリーの会話はすべてフルボイスになっている。

金かけてるなーと思うけど、やってるみると聞いたことある声を聞かないんで、たぶん声優代ケチってる。声優にくわしくないんで知らんけど。


そしてそのフルボイスでの掛け合いが寒い。すごく。

ギネヴィアっていうヒロイン?キャラのセリフが寒いを通り越して、文脈があってない。なんていうか「麗しい」とか「まったくもって」とかそういう形容詞というか修飾語が日本語のルールに沿ってない。すごい気持ち悪い。


全体的にこのギネヴィアやそれから王族のでてくる会話は、何個か重要なセリフを完全に抜かしたような会話になってて、気持ち悪い。

あらかじめこういうボケが決まってて、そこに向けてセリフを作ったかのような気持ち悪さ。そして、抜かしてはいけない文脈を抜かしてて、抜かしていいどうでもいい文脈、というかボケだけを残してるから違和感しか残らない。

とりあえずシナリオライターがショボい。幻影戦争より明らかにショボい。


主人公の情緒が意味不明

アスタータリスク(アスタタ)の主人公は、父親を兄弟子に殺されてしまい、その真偽を確かめたい、というのが動機で生きている。そしてその妹も。

したがって主人公は兄弟子と敵対する国で傭兵をやっており、物語序盤で兄弟子(ランスロット)と戦争という場面で敵国同士激突することになる。


んじゃ、ものの数分でそのランスロットの国に招き入れられ、そのランスロットの国の最高騎士の称号である円卓の騎士にいきなり抜擢。その後もそのランスロットを先生とする学園で机に座ってお利口に勉学に励む主人公…。

学園生活をただただ楽しんでまぁーす。


……



は?

こいつ情緒どうかしてんのか。


お父さん殺された理由を知りたくてランスロット(兄弟子)を追ってたんじゃないのか。なにおとなしくそいつの授業受けてんの。

「今はまだ話せない」とか言われてはいそうですか、で納得できるのが意味わからない。人の心を持ってない、この登場人物全員。


ヘブバン部分いらない

アスタータリスク(アスタタ)はものすごい強引に学園モノのソシャゲにされてる。正直最初の雰囲気のまま戦乱ものでよかったと思うけど、なぜか強引に学園モノ。ここらへんは同じプロデューサーが作ってて、すぐさまサ終したサクライグノラムスととても似ている。


んでこの学園パートがヘブバンそのもの。

日にちの要素があって、4月から毎日1日ずつゲームが進んでいくし、センスや優しさといった戦闘に関係ない、シナリオパート独自のパラメータをこれまたヘブバンと全く同じで放課後とかの行動であげていく。


…いや、いらんねん、こういうヘブバンみたいな冗長なシナリオ、というか操作部分。これソシャゲだから。


かたやアスタタは戦闘画面はドット絵。

いや、戦闘画面ドット絵でシナリオパート3Dてそもそも逆じゃない?っていうのもあるし、正直最初ドット絵での戦闘画面見たとき「お!」とちょっと期待した。

んじゃその後ご都合主義の学園パートに入って、急に3Dでヘブバンみたいに自分で動かさなくちゃいけなくなって…。


なんなんこれ。


ヘブバンから学園パートパクり、ファイアーエンブレムから戦闘画面パクり、ドット絵的表現をオクトパストラベラーからパクった、そんなゲームになってる。

そして学園モノの部分が完全に蛇足。


今泉プロデューサー?とかいうのがサクライグノラムスもこのアスタータリスクも作ってるらしいけど、結局サクライグノラムスは学園モノ×SRPG×ウマ娘育成方式で、このアスタタは学園モノ×SRPG×ヘブバン×オクトパストラベラーっていう、結局ただパクって掛け合わせてるだけなんだなーって。

こんなんでよくプロデューサーって呼べるよなと思う。それは幻影戦争もそうだけど。

パクるのはいいけど全然うまくそれぞれの要素が結びついてないんだよな。


主人公選ぶ意味あるの

ちょっと説明が難しいけど、アスタータリスク(アスタタ)は基本となる主人公と物語の主人公とが異なる。

現世に生きてる主人公が過去の映像を見る、というていでストーリーが進んでいくため、現世に生きている主人公はほぼゲームに出てこない。

にもかかわらずこの現世に生きている主人公の性別や見た目、名前を決めさせられる。


結局ゲーム中に表示されるのは物語の方の主人公なので、性別や見た目を決めた意味がよくわからない。

たぶんゲームを進めていけばその意味も解ってくるんだろうけど、このゲームがそこまで長続きする気がしない。たぶん1年でサ終すると思う。


序盤のチュートリアルがだるすぎる

正直アスタータリスク(アスタタ)は戦闘画面だけで言ったら、かなり楽しい感じがした。

普通のSRPGとしてだけでなく、デュアルという機能もあって、なんかそれを聴いたとき「お!面白そう」と感じて結局けっこうプレイしてしまった。


でもそれは大きなミステイク。


アスタタはとにかく序盤のチュートリアルがだるすぎる。

上でも書いたけどなぜ強引に学園パートに持っていかなくてはいけなかったのか、その最初の部分で疑問符が付いてるけれど、その学園パートの説明がずーっと20日以上のゲーム内日数で行われていく。

…本当にものすごくだるい。


やれ裁縫がどうの、バイトがどうの。


お前そんなのしてる場合なの。

目の前には親父の敵であるランスロットが普通に先生してて、そしてお前が今いる学園はお前が前に所属してた国から侵略戦争食らってるんだよな。

なにゆっくり座学して、交友を深めてんの。そりゃこんな国滅びるだろと思わずにいられない。


ガチャでネタバレしている点

アスタタは4月から1日ずつ日数が進んでいくヘブバン方式、というのを書いた。

んでとにかく1日1日の進みが遅いんだけど、ガチャ画面見ると特殊ガチャの解放条件として「9月に特定キャラとのゲシュタルトシフトを迎える」というのがある。

んでその特定キャラって言うのが3人いる。

(※ゲシュタルトシフトって言うのはそいつと夫婦みたいな存在になる的なやつ。やったことある人ならゼノブレイド2のドライバーとブレイドと同じ)


ふーん、つまりアスタタのいうところの”選択”ってのはこの3人のどれを選ぶかなんだなー、っていうのがガチャ画面でネタばれしてる。


面白い部分

アスタータリスク(アスタタ)の面白い部分を。


戦闘は面白い気がした

戦闘部分はそれなりに面白く感じた。

デュアルっていう要素が他のSRPGにない要素として残心に感じられたのが大きい。


ただこのデュアル。やってみてよくわからない点が多くて結局だるくなってアンインストール。ストーリークソで戦闘もクソならやる意味がない。


かいつまんで書くと、このデュアルはユニット同士を同じマスに置く方法。

基本的にSRPGって1マスに1キャラしか置けないけどデュアルはそれを取り払ってるって言う点で斬新。


んでこのデュアル状態になると、1マスに2キャラがいる上になるわけで、1キャラが前衛、1キャラが後衛として戦闘することになる。

前衛が全攻撃を食らい、また主攻撃も前衛が行うので後衛はかなりサブ的なポジションとなる。

そんな後衛の役割として、キズナアクションが確定発動する、というものがある。

キズナアクションというのは本来、味方ユニットと隣接したときに確率で発動するスキルで、例えば「追撃」「回復」「被ダメ軽減(かばう)」のような効果がある。

幻影戦争をしていた人なら、イメージとしてリアクションアビリティみたいな感じ。


んでこれがデュアル時の後衛は確定発動する、てヘルプに書かれてる。


けど実際には発動しない。

「追撃」と「回復」は確定発動するんだけど「被ダメ軽減(かばう)」が発動しない。


確かにデュアルして後衛にタンク、前衛にアタッカーっていう配置を敷く事こと自体ゲームとしてなんかおかしいし、んで「被ダメ軽減(かばう)」が確定発動になるとゲームバランス崩壊すると思うんで発動しないんだろうけど、それならそれでその説明がどこかであってほしい。


ない。このゲーム、説明が。

説明不足感がすごい。


あと戦闘面で言うとファイアーエンブレムみたいな攻撃するたびに一騎打ちみたいな画面になるのいらない。

ただ切り合ってるだけの見ててもなー…、と思ってしまう。そこにコマンド入力でジャスト回避!なんかがあればまた別だけどなにもなくただ両者があらかじめわかってる予測値のHPになるのを見るだけ。

ファイアーエンブレムとかでも思うけど、この画面いるのかな。

設定でOFFさせてほしい。


だいたい幻影戦争

いい部分なのかわからないけど一応。

アスタータリスクも幻影戦争も同じゲーム会社が作ってるんでアスタタを勧めてても「あー、幻影戦争で言う○○ね」と理解しやすい。

キズナアクション≒リアクションアビリティみたいなのが至る所にある。


例えば幻影戦争のチョコボ放置のやつ探索?だっけ、あれもアスタタにあるし、ビジョンカードもある、キャラの凸の鬼畜さも同じ。

属性の強弱関係も全く同じ。


違うのはアスタタはヘブバンのスタイル方式をとってる所。キャラとスタイルが別個になっていて、異なるレアリティで同一キャラがいるタイプのやつ。

結局学園パートだけでなく、ゲームシステム部分も既存のグミの作るSRPGにヘブバンをミックスしたゲームになっている。


ボリュームはすごい

アスタタはゲームボリュームだけはすごいと思う。

なんというか無駄に手が込んでいるというか。普通にコンシューマーゲームの領域。というかコンシューマーゲームでもこれ以下のボリュームのゲーム多そうってくらいボリュームだけはすごい。


ただ学園パートはすごいもっさりしてるし、ボリュームがあればいいっていものでも…、と感じてしまう人も多いと思う。


謎の部分

アスタタをプレイしていてゲームの仕様がよくわからない部分を書く。


2回攻撃について

アスタタではまれにキャラが1回の攻撃で2回攻撃することがある。初期キャラだとランスロットがほぼ毎回2回攻撃を行っている。

んでそういうスキルでも持ってるのかと思うも、特にそういうスキルはない。


たぶんこれはファイアーエンブレムと同じで速度の値が敵より高いと2回攻撃が発生しているものと思われる。

こういう平面系の、そして攻撃するたび反撃のあるタイプのタクティクスゲーム嫌いなもんでファイアーエンブレムほぼやったことがないんだけど「たぶんファイアーエンブレムの戦闘もパクってるんだろうな」で調べてみると、ファイアーエンブレムの2回攻撃の条件は”速度”だった。


ここもヘルプに説明がない。

ちゃんと見れていないだけかもしれないけど、もしかするとステータス画面の各ステータスの説明とかがあってそこから見れたのかもしれない。

ステータスも強化システムも数値やら箇所やらが多すぎてちゃんと見ようとすると面食らう。

幻影戦争だと2周年?の追加要素だった転生も初期からあるし、育成システムやステ周りはもう少し小出し&説明多くする方がよかったと思う。もう遅いけれども。


まとめ

アスタータリスク(アスタタ)をちょっとプレイしてみた感想を書いた。

まとめるとボリュームはすごいんでゲームしまくれる時間のある人には向いてるゲームかなと思う。

それ以外だと会話の違和感、学園パートのもっさりなどいろんな部分に不満が出てくると思う。


正直ストーリーのボリュームと質って話ならアスタタやらずにヘブバンやればいいし、タクティクスゲームがしたいならアスタタやらずに幻影戦争やファイアーエンブレムやればいい。

このゲームでないといけないっていうのが見当たらない。

クソゲーだけど時間があればそれなりに楽しめるんちゃう?っていうのが総評。質より量的な。

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