ゲームウィズのウマ娘のサポカ性能比較ツール。
一時、大幅アップデートがあって非得意練習時のステ上昇量、また異なるタイプのサポカ比較、さらにはグラフ表示までできるようになってた。
それが今はまた元のサポカ比較ツールに逆戻り(ロールバック)されている。ウマ娘のサポカ比較でゲームウィズのツールを使っている人は多いと思うので、その変化に気づいた人も多いだろうと思う。
ここではウマ娘、ゲームウィズのサポカ比較ツールのロールバック問題について書きたい。
最初にだけど個人的にはおがてつ、おりばーとかいう有志サイドが全面的に悪いと思っている。そもそも今回の件はパクりと認められるものではないし、法的に何ら問題ない。ただ有志とその取り巻き信者が騒いで、数の暴力で無理筋を通そうとしているだけに見える。
(※携わった有志がこの2人だけなのかはわからない、2人共同制作なのかも知らない。スポンサーとエンジニアなのかな)
追記:2023/5/7
おりばーっていう人、ウマ娘引退したらしいね。どうせ半年くらいで復帰して来るんだろうけど。
ゲームウィズのお詫び記事にnoindex(グーグルなどの検索結果に載せないようにする仕組み)が入ってるとか騒いで、んで結局そのnoindexはframe内部の話(つまりnoindexが入ってて当然の部分)というのがゲームウィズの返信でわかって、赤っ恥かいてそのまま引退。レシート因子作成ツールなどもひっくるめて公開停止する、と。
いやユーザーのこと考えて有志ツール提供してたなら自分が辞めるとなってもツールは公開し続けるのが本筋だと思うけどね。
なにがよくないって今後、ツールだけやっぱり残します、とか、やっぱり復帰します、とかしてもただ心象悪くするだけ。それだけのムーブをここまで繰り返しているっていう点。
今現在どう動こうがプラスに転じる道がない。やってしまったな、と思う。
結局どこで変わってしまったのかわからないけど、ツールを提供している理由が「自分が信者にちやほやされたいだけ」という欲望に変わってしまっていて、だからゲームウィズのせいでこんな有用なツールが使えなくなるんだよ?ツイッターの”民意”でゲームウィズコテンパンにしてよ、っていうふうにしたいんでしょとしか思えない。
傍から見ていると承認欲求にのまれたんだなー、て感じだな。
ゲームウィズのサポカ比較ツールのコメント見てると、おりばーって人のつぶやきかなり過激だったからなー。
オレも記事やツイッターの内容かなり差別的だけど、該当する人にアンカつけてつぶやいたりしない。
人に興味がないからだけど、おりばーって人は他人が作ったサポカtier表にアンカ?なんていうのツイッターだとリプライ?っていうの?でなんかダメ出ししてたし、どういう目線で人にダメ出しできるんだろうとは思ったな。
(「おりばー やめてくれ 強い発言」で検索したら出てくるんで見たかったら見てみるといい)
自由な発言の場であるツイッターで人に面と向かってダメ出しするなんて、自分を神だと思ってないとできないだろうと思う。
このブログのヘブバン記事に信者からクソみたいなコメントがついてるけど、それと同じ。お前なんの権利があって人の記事なりつぶやきに非難出してきてんの?っていう。出すなら出すで礼儀わきまえて書けよ、ていうね。
人には人の、自分には自分の考え方があるっていう線引きが出来てない、っていうか。自分のメディアで自分の思想垂れ流すだけにしておけばいいのに。
もめごとの経緯
まず最初にこのウマ娘のサポカ比較ツールをめぐってのゲームウィズと有志側(おがてつ、おりばー)のもめごとの経緯を簡単にまとめる。
- 有志側がサポカ比較ツールとしてグラフで表示するツールを公開
- その数日後にゲームウィズがサポカ比較ツールを大幅アップデート。冒頭で書いた通り、非得意練習や異なるタイプでのサポカ比較、グラフ機能が盛り込まれた
- このグラフ機能が有志ツールと似ているため、有志側がパクリだと騒いだ(らしい。ツイッターしてないんでどの程度騒いでいたのかは知らない)
- 指摘を受けてゲームウィズ側は当初は「パクリではない」としていたものの、問題が収拾しなかったので「確かに有志ツールの表示を参考にした。リスペクトが足りてなかったのでロールバックして元のサポカ比較ツールに戻す」と発表
ということで今現在ゲームウィズのサポカ比較ツールは元の表示に戻ってしまっている。
パクリかどうか
今回のウマ娘サポカ比較ツールでのゲームウィズと有志側であるおりばー、おがてつの話を見ていると、結局キモは「このグラフ表示がパクリかどうか」という1点だということがわかる。
そして個人的にはグラフの表示にパクリもくそもあるかと思っている。なので今回さんざん騒ぎ散らかしたらしいおがてつ、おりばーが完全に悪く、ツールを使う一般ユーザーからするとただの害悪だと思っている。
「パクり」と言えば法的には特許と著作権
パクったパクられた、の話でいうと法的には特許や意匠など自ら出願してパクりを防止するタイプ、それから特に出願など届け出をしなくても効果のある著作権の2つがある。
例えば任天堂のプニコンなどが特許の一例。
今回有志側(おがてつ、とりばー)は特許などは出願していないはず、というか出願していてもこんなただのグラフ表示が発明として認められないけど、とにかく出願はしていないと思われる。
そうなると残るのが著作権だけど…、
著作権は表現の独自性が必要
よくネットなどの書き込みを見るとなにかあれば「著作権違反だ!」みたいなの見るけどそんな簡単に著作権が認められるものではない。
著作権は出願などしなくても、何かを書いたり作ったりしたら自動的に付与される点で特許とかとは違うと書いた。その点では使いやすい法律だから、よく口から飛び出すんだと思う。
ただ著作権が認められるためにはその表現に独自性、いわゆるオリジナリティがある必要がある。
例えば、「同じような内容だけど文体が違うブログ、youtube動画、株などのハウトゥー本」などは全然著作権違反に当たらない。
というかもし他の人と同じ内容であれば、それはすべて著作権違反、ということになれば最初の一人以外誰も何も書いたり話したりできなくなる。
通常、ゲームのクリア方法、株のコツ、なんでもそうだけど攻略方法は一つしかなく、それをどうやって読者に伝えるか、の部分、伝え方の部分で差別化を計っている。
つまり内容そのものではなく、伝え方のオリジナリティにこそ著作権があるということ。著作権は内容ではなく「伝え方」を守る法律となっている。
グラフの表示に独自性はあるのか
話が著作権に寄り過ぎたけど、では立ち返ってゲームウィズと有志(おりばー、おがてつ)のサポカ比較ツールに話を戻そう。
今回問題になっているのは有志側がリリースして数日のグラフがゲームウィズにパクられた、という部分だった。
ではグラフの表示に著作権はあるのか。法的にはパクったパクられたをかみ砕くとそういう話になる。
この点、ただの折れ線グラフなので正直パクったパクられたは仮に係争したとしても認められないだろうと思う。なにか有志ツール側に誰も思いつかないようなオリジナリティのあるグラフ項目があり、それをゲームウィズ側がまるまるパクっていたとしたら著作権が認められるかもしれないけど、たぶんまるまるパクることはしていないと思う。
そもそも折れ線グラフなんていうものは誰が作ってもだいたい同じ折れ線になるし、そうならない方が問題だと誰でも思うだろう。
新入社員のA君が作った折れ線グラフと、B君が作った折れ線グラフ、数値が全然違うよ?みたいなことないだろう。誰が作っても同じになるからグラフとしての「数値を比較する」という機能が担保されているわけで。
か、もしくはおがてつとおりばーが折れ線グラフそのものを発明した、折れ線グラフの始祖であれば法律に訴えても勝てるかもしれない。なんかそいうすべての起源は韓国!みたいな感じなら。
ソースコードの著作権
今回のサポカ比較ツールはホームページ上で動作するツール、プログラムとして提供されている。
そうなるとソースコードの著作権というのもグラフの著作権とはまた別に出てくる。こっちのソースコードの著作権についてはどうなんだろう、というのをサクッと。
プログラムは一つの事をするのにいくらでも書き方があって、それをまるまる1から10までパクった場合でないと著作権は認められないと思う(そもそもあんまり前例がないはず)。
あと反対に書き方が1通りしかないケースがあるとしたら、もちろんそれにも著作権は認められない。
著作権は、そう、その表現にオリジナリティがあるかどうか、だった。書き方が1通りしかないならそれはオリジナリティではなく誰がやっても同じもの(グラフと同じ)ということ。
結局ソースコードの著作権が認められる可能性は限りなくゼロに近い。
そもそもパクリで何が悪い?
ここまでで今回のウマ娘のサポカ比較ツールをめぐってのゲームウィズと有志(おがてつ、おりばー)の抗争?について、法的にはパクったの根拠はなく法に違反していない、という話だった。
ここからはそもそもだけどパクって何が悪いのか、という話をしたい。
まず上で書いたように、特に"ゲームのツール"なんてそうだけど、独自性があるのって見せ方だけ。
計算式や攻略方法なんてもう一つしかない。パクるもパクられるもない。こうすれば勝てる、っていう攻略情報が違う方がおかしい。計算方法が違うことの方がおかしい。だってゲームって人が作ってるんだから最適解が必ずあって、それを紹介するなら全員同じ内容になるだろう。
なら後は見せ方だけど、正直いいインターフェースなんて種類限られてるから、より使いやすいものを求めていったら、誰が作っても同じ見た目になっていく。
だからこそそんなものの開発に力を入れてること自体が信じられないし、パクられてどうの言ってる気持ちが分からない。誰もがアクセスできる攻略情報をただまとめただけなんだから誰でもパクれる。
例えば、
- 電車の券売機は各社全然違う見た目なのか
- ジュースの自販機は各社全然違うボタンの仕様なのか
- 車のハンドルや各種機構は全然違うのか
だいたい同じだろうと思う。
どんなものでもいいものはパクられて、そしてパクり返して成長していってる。それは企業だろうが個人だろうが関係ない。イヤなら特許出しとけって話。そうじゃないならパクられるのが当然。
有名な話だけどwindowsを作ったビルゲイツはとにかく他社の製品をパクる。そうしてシェア率の高いOSをこれまでずっと作り続けてきた。
ならwindowsは悪なのか。
だれもそんな風にwindowsをとらえていないだろう。
「生活の利便性を上げるため、いい製品を作るため、パクったんならまあしょうがないんじゃない?」という感じだろう。
今回のゲームウィズと何が違うのか。感情論ではなく論理的に考えてみてほしい(あとそういう意味ではおがてつやおりばーサイドは今後windowsを使わないでほしい)。
上でも見たように「パクった」騒いでいるけどこの場合法律にはなにも抵触していない。ならなにが問題なのか。
話が変わり、5ちゃんねるやツイッターをパクった掲示板やSNSを作ったとして、それでもどうしようもないのはそこにはオリジナルの情報があるから。
だからパクることができない。情報自体に価値がある。
ウマ娘DBに価値があるのも同じ理由。他にない情報がそこにあるから価値がある(もっともウマ娘DBの場合は、サイゲームズに対してウマ娘DBが規約なり法律違反をしている可能性が高いけれども)。
仮にツイッターや5chの情報自体をそのまま転載するとそれは完全に著作権侵害になる。だからまねできない。パクれない。
いったんまとめると、情報自体には力があるけど、情報の見せ方には力がない、っていうコト。
ゲーム攻略系youtubeでもブログでも言ってることみんな一緒だと思うけど、それを見てパクりだとは思わないだろう。そもそも同じ情報をただ見せ方や話し手を変えて伝えてるだけ、というのを記事や動画だと認識できてるのにツールになると途端にそれができなくなる。なぜなのか。
なぜこのおがてつ、おりばーだけが擁護されているのか。
やってることは同じ。だれでもアクセスできる情報の見せ方を変えただけ。
そもそも有志側も権利侵害している
有志側(おがてつ、おりばー)側もウマ娘のイラストを無断借用している。これはゲームウィズも攻略系youtubeもすべてそうだし、このブログでもブログ冒頭にウマ娘のロゴ画像を許可なく無断利用している。
言ってしまえばこれらはイラスト無断使用なので完全に100%著作権に違反している(もしかするとウマ娘の規約で特定の範囲での画像は使用OKなのかもしれないけどそこまで調べていない。ただ広告費で売上を出している営利的なツール、youtube、ブログであればほとんどの場合NGだと思う)。
この状況で他の人の権利侵害(そして今回グラフが似てるだけで権利侵害していない)に文句言うなら自サービス内で無断使用しているイラストを排除する必要がある。
権利侵害でなにか他者に訴求するなら自身はクリーンである必要がある。法律用語にもクリーンハンドの原則というものがある。
クリーンハンドの原則というのは自らが法律を犯しているのにもかかわらず、自らを法律で守ってくれというのは違うだろ、という内容。
ただこの点に関してはウマ娘の規約に「イラスト一部使用可能」という規約があり、さらに「youtubeや外部ツールでのイラスト使用は営利・非営利限らず許可」なのであれば間違った指摘になる、その場合はごめんなさい。
追記
ウマ娘、というかサイゲームスの動画配信ガイドラインを読んでみると、youtubeでの配信は営利非営利問わず映像、音楽ともに利用が認められている行為だった。
ただツイッターやブログ、ホームページについてはなにも記載がなかった。まあ動画配信のガイドラインなんだから記載がないのは当然な気もするけど、それ以外の規約とかには著作権行使の例外は書かれてなかった。
ので厳密に言うとこのブログのウマ娘ロゴマークも、ツイッターで因子画像載せたりしてるのも、各種ツールでのイラスト使用も著作権違反になってると考えられる。
では有志側はどうすればよかったのか
ここまでの個人的な見解をまとめると、そもそも今回のはパクリでも何でもないし、もっというと情報自体ではなく見せ方の部分を著作権に抵触しない範囲でパクって何が悪いのかわからない、ということだった。
なら今回有志側(おがてつ、おりばー)はどうすればよかったのか。
それはシンプルに、パクった騒いでないでもっと切磋琢磨してシェア狙うべき、というだけ。
そうやってすべての産業で会社や個人が日夜パクリパクられて今の世の中が出来上がってる。それが資本主義というもの。
誤解を恐れずに書くなら進歩にはパクる事が一番大事。
にもかかわらず今回それを有志側(おがてつ、おりばー)が封じてきたんだから、自らで自らの首を絞めてるってこれから気づくだろう。
もうインターフェースもうかつにさわれないだろうし。ちょっとでもなんかアップデートしてゲームウィズに似てたら今度は有志側がパクったと叩かれる側になる。
だから、冒頭でも書いたように今回有志側が騒いだのはユーザー全体の利便性を損ねる害悪行為と言える。
まとめ
今回はウマ娘のサポカ比較ツールをめぐってのゲームウィズと有志(おがてつ、おりばー達)の対立についてまとめた。
もう一度だけど、個人的にはこれはパクリでもなんでもなくただただおがてつ、おりばーサイドが悪いと思っている。
理由は、ゲームウィズ側は法律に全く違反しておらず、かつ、有志側のこの行為はユーザー全体の利便性を損ねるからだ。
なんのための有志ツール。
よりゲームを快適にできるように有志が作ったのがいわゆる有志ツールなのではないのか。なら自分たちの行動でユーザー全体の利便性が下がっているのをどう感じるのか。
もはやこの行動は、自らが信者たちにちやほやされたい以外のなにものでもない。その他一般ユーザーからすればただの害悪である。
ゲームウィズには毅然とした態度で応対することを望むし、一ユーザーとしてはグラフ機能は正直どうでもいいので、非得意練習時のステ上昇値と異なるサポカタイプの比較機能をすぐにでも元に戻してほしい。
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