ゼノンザード、ストーリー考察

2021年2月18日木曜日

ゼノンザード

t f B! P L

はぁ…、ついに明日、というかもう実質今日、なんだよなー。ゼノンザードのサービス終了。

残りのストーリーがWEBサイト上にアップされてて、最後まで読んだけどこれyoutubeにあるこれまでのストーリーとかこのストーリー記事とかは残してくれるんだろうか。

明日のサービス終了とともに消えちゃうなら悲しい。


めちゃくちゃストーリーの続きあるのがさらにもの悲しいんだよなー。そんなに続く感じだったのにこんなすぐ終わっちゃうなんて。


ものすごい設定凝ってる。

完全にテキストベースなのに読んでて熱くなる。


全コードマンのストーリーなんてほぼ見れてないから、かいつまんでyoutube見たりサイトのストーリー読み始めている。まだすごい中途半端だけどここで一度考察したい。


ゼノンザードストーリー考察

ゼノンザードの世界観のおさらいから。


ゼノンザードの世界はAIがものすごい一般的。

AIの一部はコードマンという存在に進化している。何がきっかけかはわからないがコードマンはAIとは違いより人間に近い感情、個性が芽生えている。仕事にも個別についていて人間と変わらない。コードマンの人間らしさは一部の人々を恐怖さえさせている。そんな世界観。


そしてそのコードマン、実は最新テクノロジーでもなんでもなく、はるか昔、魔女が自身の復活のために残したタロットをもとに作られているロストテクノロジー。コードマンは魔女ゼートレート復活の際、その器となるためのものだった。というゾワッとくる仕掛けもある。

こういう今まで信じていた世界観をちゃぶ台返しする感じすごい好きなんだよなー。


AIからコードマンになるのってなんか急に芽生えた疑問というか、何かを知りたい、っていう気持ちがトリガーになってるのかもしれない…と思う。

このキラキラの正体が知りたい、というノノイン、人間らしさを知りたい、というキィラン。


そういう知りたい、っていう衝動がAIをコードマンにするのはわかるとして、なぜその衝動を経ることで魔女の器たりうるのか、そういう深いところがわからない。

衝動を経ることが器になる条件という深い謎の一つ手前、なぜ人らしくなったコードマンが魔女の器なのか、も疑問として残る。


ゼノンザードの世界の魔女は、今の世界史と同じで魔女狩りの対象となっていた。

魔女は複数いた。ゼートレート、またの名をアリスという少女はリメルという魔女のもとで魔女の技を学んでいた。

しかしリメルは魔女狩りによって懇意にしていた村人たちにも裏切られ、ひあぶりにされ殺されてしまう。


アリスはそれでも人間に失望せず、師の教えを信じて世界を放浪するがそこで目にしたものは彼女を打ちのめすものでしかなかった。

そうして彼女自身もついには火あぶりにされ死んでいったことになっている。人間を恨み、失望しながら。


なぜAIが人間らしくなる事で魔女の器になるのか、それは魔女ゼートレートが一番憎んだものじゃないんだろうか。

なんならコードマンなんていない方がよくて、自身とAIだけの世界が望みだったんじゃないだろうか。

人間らしくコードマンとなった器に自身の魂が宿ることで人間を超越した存在になろうとしたのか、人間に対するある種の仕返しとして。でもそれはなんか面白くない。


もしかすると魔女になったアリス、ゼートレートはまだ心のどこかで師であるリメルの信じていた人間を信じていたかったのかもしれない。

だから最後の判断をコードマンとコンコードの絆にかけた。

人間らしいけど人間ではない、言ってしまえば魔女のような異端の存在であるコードマンと、人間であるコンコードの絆に。

幾星霜を経て人間が少しは変われたのかを知りたかった。変わってくれていることを望んでいた。魔女を、コードマンを、得体のしれないものを許容できるのか、自分たち魔女が幸せに暮らせたかもしれない、その可能性を感じたかった、と。


全部は読めていない。もしかすると答えがどこかに書かれてるのかもしれない。でもそうであったらものすごい熱いな。


衝動が必要な理由も、過去アリスが人間を知りたい、と思って放浪し失望した道をコードマンにも歩ませたかったのかもしれない。

自分は失望したけれど、そうじゃない結果になる可能性がわずかでもあったのか、それをコードマンで見出したかったのかもしれない。

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