やっとガチャの手を緩めることができる…。久しぶりの新鮮な空気が思いがけず清々しく感じるような、そんな心境の人も多いだろう。
恒常でしかも召喚獣とビジョンカードのみの追加。ありがたい。
限定ではないので、今無理に引かなくても今後別のキャラを狙っているときに手に入れられるわけだ。
そもそもレイン、光の戦士、キルフェと3つのガチャをスルーしてきたのでガチャ石的にはまだ余裕がある方だけど、強キャラばっかりの追加は閉塞感や育成疲れを感じていたので、こういう箸休め的なのをちゃんとはさめるだけの理性が運営にまだあることに、ほっと胸をなでおろす。
コロナウィルスの断りがおしらせに入ってたけど、煙のない所に火は立たないのですでになんらかの実装に遅延が起こっているんだろう。
しかしそれは今はいい。とりあえずゆっくりと湯にでもつかって幻影戦争の疲れをいやそう。
そうだ。心温まる小話を一つ紹介しよう。きっとあなたの癒しを助けてくれる。
そうだ。心温まる小話を一つ紹介しよう。きっとあなたの癒しを助けてくれる。
~16世紀港町にて
ピーター・ディナトロ。
彼はこの町で漁師を行っている。サーモン。そう。サーモンが特産のこの町では漁師になる若者はとても多い。ピーターもそんな若者の一人だった。
この日も彼は漁に出ていた。友と共に。
太陽がいつものようにのぼり、海もいつもの彩を返している。たくさんでもなく、しかし少なくもない、いつもと同じくらいのサーモンが取れて、そしていつもと同じくらいの日銭を受け取って、そしていつものように安酒を出すBarで働き者のリザにちょっかいを出す。リザはピーターがひそかに思いを寄せる女の子だ。
最近はリザの方もピーターにまんざらでもないようで、ほかの客がいないときなんかはわざわざ彼の席まで話にやってくる。
ピーターは頭の中で今日はリザをどうやってからかうかをぼんやりと考えながら、これまで何日も何年も繰り返してきたいつもの漁に向かっていた。しかし、町の家々が米粒くらいにみえるまで船を進めたとき、彼は異変に気付いた。
いや、異変といえるのだろうか。しかし何かがおかしい。
ただ、感じる。鼻にまとわりつく湿った空気。普段よりうっすらくらんだような空。舌に感じるピリッとした違和感。肌が総毛だつような。
そう。五感で感じる。これが、嵐の前の静けさだということを。
「おい!引き返すぞっ!」
ピーターはすぐさま友にそうさけぶ。しかし思うより速く、その何か、嵐のようなものの気配が急速にあたりを包み込んでいくのがピーターにはわかる。
振りむく。
そこには昔父親と見たクジラの図体よりもさらに大きな、海のかたまりが迫っていた。津波?いや違う。なんだこれは?
日が陰る。海が色を失う。巨大なものの影がピーターの乗る船を軽々飲み込む。
「もうだめだ…、リザ…」
To Be Continued
ハーフアニバーサリーを震えて待て。‐FFBE幻影戦争
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