FFBE幻影戦争、守りの腕輪クラフト

2020年10月11日日曜日

FFBE幻影戦争

t f B! P L

レイドもほどほどに。

毎日2,500コイン集まったら切り上げる。そう、その日食べる分だけを摂る。けっして取り過ぎてはいけない。

自然に感謝し、命をいただくという気持ちを忘れてはいけない。

たくさん摂ってたくさん売る、それは我々インディアの生き方ではない。


いつもこの時期になると虹の欠片を手に入れ、溢れる想いの欠片を手に入れる。これで今年も冬を越せるだろう。

残った素材で守りの腕輪のレシピを1枚手に入れる。決して取り過ぎてはいけない。冬支度が必要なのはわれわれ人間だけではない。リスやクマ、多くの動物、彼らが無事に冬を越せるように置いておくのだ。いや、置いておくという感覚よりも我々が彼らの持ち分を分けてもらっている、という意識の方が強いだろう。

自然と共にあること、それこそが我々インディアなのだ。


そうして手に入れたレシピを使って、守りの腕輪を作る。今年成人の儀を控えている長男へささやかではあるが、厳しい試練を乗り越えられるよう、なんとか授けたいと考えていたのだ。

冬の近づいてくる部屋の中、みなが寝静まってから、焚火の前でゆっくりとクラフトを行う。長男には当日まで内緒にしておきたいのだ。


出来上がったのはエイム。


どうして。おもわず声が盛れる。


彼は家を飛びだす。

そしてさらに2,000コイン、自然を壊しながら集める。これは本来のインディアの姿ではない。自分という存在が徐々に自然と乖離していくのを感じながらそれでも彼はコインを集めるのをやめない。


そして、はあはあ、息を切らせて家につく。

消えかけた焚火に薪をくべ、火を若返らせてからまたクラフトを行う。


そうして出来上がったのはエイム。


どうして。思わず声が盛れる。


そして彼は再び自然を壊しクラフトを行う。一度プラス1を作ってから分解する方がよい、という彼の祖父の言葉の意味がようやくわかる。


しかし分解して出来上がったのはエイム、ヴァイタル。


どうして。無駄に舌巻くヴァイタル。彼らインディアの言語には舌を巻く発音がない。異物でしかないヴァイタルを地面にたたきつける。


みたび森に向かう。自然を壊すことに慣れる。人が変わることにはそれほどに時間がかからないことを彼は知る。しかし手は止まらない。そう、もう止まらないのだ。


……



やった…、やっと守りの腕輪シールドができた。


彼はさっそく守りの腕輪シールドを鍛えはじめる。HP1のみ上昇が多かったが、それでもHPの最大値が低く、成功時に9伸びる。これなら刻印がなくても大丈夫そうだ。

レベル30台でHP槌を入れ込みHPを最大にする。あとは防御や精神が必ず1ずつ上がっていくのでこれでほぼステータスカンストの守りの腕輪ができた。

集中して作業をしていたので気づかなかったが空が白んできている。


防御16、ドンアク耐性、HP280、アクセサリ。

これはいいものだ。彼の目は生まれて初めて欲に支配されていた。長男にあげる…?こんないいものを?冗談だろう。


夜が明け、日が差す。光にさらされた煙が生き物のように空間を満たす。

そうして、もはやそこにインディアの彼はいなかった。守りの腕輪シールドを量産する。自分の利益のために自然を壊し、貯蓄を良しとする。そんな資本主義社会の最たる考え方を彼は知ってしまった。


ー 新編ロードオブザリング。今冬公開 ー

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