ちよのーとにいろんな名言登録してて、おもろいなーって思うのは、意外にサクラチヨノオーの格言が周りの偉人の名言に溶け込んでるってことなんだよなー。
ちよのーとには関連する名言っていうのを表示するエリアを設けてるんだけど、枠が埋まらなければランダムで名言を表示するようにしてある。
んじゃ歴史上の人物のありがたい名言の下や上にサクラチヨノオーの意味不明な格言が表示される。
でも意外に違和感ない。
むしろ短い分なんか意味深に感じるくらい。
やるじゃん、サクラチヨノオー。の格言を考えているサイゲームズのシナリオライターの人。今回のイベントシナリオのアグネスデジタルの語りとかもそうだけどかなりポエマーな人がサイゲームズのシナリオライターにいるんだろう。アグネスデジタルのもよかった。
チヨノート作るまで名言なんてまったく興味がなかったけれど、すでに名言に関する本を10冊以上読んでて思うのは、案外日常で役立つなーってコト。
オレ自身が普段の生活に取り入れた名言としては、
- 毎日、自分の嫌いなことを二つずつ行うのは、魂のためによいことだ。(サマセット・モーム)
- 「やる気」という概念はない。やり始めない限りやる気は出ません(池谷裕二)
- あなたが行く先々で、愛を広めてください。あなたが出会った人たちが、より幸せになって去っていきますように(ヘレンケラー)
の3つ。
とにかく使いやすい。
脳内でやる気でないなーって思うことあるじゃん。
そういう時に②の名言を使う。やる気なんて概念なかったんだよなー、んじゃまあいっちょやりますか、で動きだせるようになる。掃除とか洗い物とかね。
んで「あー、これやりたくないなー」っていうことも結構多いじゃん。
そういう時は①の名言を使う。
でもまー嫌がるってことはそれだけ未知の領域ってことだろうし、いっちょチャレンジしてみますか、で動けるようになる。服の染み抜きとかね。
いったん、ダルい、とは思うんだけど、その後に続く接続詞が変わるというか。これまでは「だる…、んじゃ明日やろ」だったのが「だる…、でもまー」に変わる。
それだけでこの名言は意味がある。
んで最後にヘレンケラーの重い感じの名言。
これはまー、そこまでじゃなくてもとりあえず今しゃべってる相手の今日一日を少しはいいものにできたらいいよなー、と思えたら上々というか。
いや、仕事ってやっぱり疲れるじゃん。
んで2日休んだらまた5日仕事。その繰り返しで、そんなん疲れない人の方が珍しいと思う。んじゃそうなると、同じような朝食を慌ただしく食べて、毎日朝早くから電車に揺られて、んで似たような昼食食べて、仕事終わったらトボトボ来た時と同じ道を通って帰路について。
そんなんなんの面白さも彩りもない。その人の人生のうちでかけがえのない1日だったはずなのに。無駄に浪費されていく。賃金と引き換えに。
よくある名言で「その一日は、昨日死んだ人がどうしても生きたかった一日だ」みたいなのあるけど、それはその一日の満足度によるんじゃないかと思う。
同じことの繰り返しの一日なんてあってないのと同じ。早く過ぎ去ればいいのにとしか思わない。失礼だけど病気でその一日を迎えられなかった人とは価値が違う。その一日の。24時間の。
仕事に疲れているというより同じことの繰り返しに疲れるんだよな。
この"程度"は仕事内容にもよる。
でもたとえ企画部のようなクリエイティブ志向の強い仕事だったとしても、結局やってることは同じことをなぞり書きしてるだけ。
オレは仕事のプロフェッショナル化っていうのは人をベルトコンベア作業員にするのと同じだと思ってるから、正直効率化、プロフェッショナル化っていう概念は嫌い。オールラウンダーっていうのがたぶん一番飽きがなく仕事ができると思ってるけど、そんなのはこの効率化された社会ではほぼ不可能になってる。
だからこそこの③の名言の出番。
例えば同僚を突然からかってみたり、急にLUSHの石鹸をプレゼントしてみたり。なんでもいいけどその人のそのなんでもない一日、退屈で仕方がないただ浪費するはずだった一日に、なにか一つ彩りを与えられたらいいよなー、って思えるようになる。
なんていうかいたずら心が芽生えるというか。まあそれは人それぞれだと思うけど、オレの場合はこの名言を見てそう思った。
本当にいい名言だなーと思う。
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