ダントツで大好きなRPG「シャドウハーツ1,2」

2021年4月5日月曜日

昔ゲーム

t f B! P L


これまでやったゲームで一番ってのはやっぱりシャドウハーツだと即答できる。それくらいすごい。おもしろい、感動する、カッコいい、エロい、ぜんぶのポジティブな感想がケロッグ的6角形の頂点をスコアしてる。

唯一の難点はシャドウハーツとシャドウバースどっちがどっちかとっさに分からなくなるところだけ。もし運転中シャドウハーツとシャドウバースを見分ける必要があったりするなら、事故が急増する…はず。


……



何の話だろう。


シャドウハーツは1,2、フロムニューワールドの3つが出てるけど1、2がすごすぎる。ぶっちゃけフロムニューワールドはやる必要ない。あんまおもんない。

シャドウハーツ1やって、そんでシャドウハーツ2やって、それからシャドウハーツ1やって。その順番でやりたくなる。ストーリーがそうさせる。ものすごく完成されている2作品。

ネタバレはないんで安心してほしい。


シャドウハーツ

シャドウハーツの1、2をクリアした人ならこの曲を聞いたら確実に泣いてしまうはず。それくらいキャラの心情を表してる。ゲーム音楽でこんだけ歌詞とキャラの心境が連動してるのってシャドウハーツ以外に知らない。


シャドウハーツの1、2ともにウルという青年が主人公。ジャンル的にはRPGだけどギャグ歴史モノRPGというのが一番シャドウハーツを表してると思う。

ものすごく軽薄な言動なウルだけど、魅力がスゴい。こんなRPGの主人公見たことがない。かっこいい。

シャドウハーツにはHP、MPに加えてSPという他のゲームにない第3のパラメータがある。SPはターンごとに減っていくパラメータで0になると正気を失って操作不能になる。

つまり普通に通常攻撃だけで戦闘してたとしても時限があるということ。


主人公のウルはこのSPが異次元で高い。何ターンしても操作不能にならない。ただウルはこのSPを消費してフュージョンという怪物の姿に変身して戦うスキルを有している。

軽口をたたきながら、フュージョンを駆使して敵を倒していくウルがかっこよすぎる。システム面含めものすごく頼りになる。


そして圧巻のストーリー。

シャドウハーツは史実を元にしていて、第一次世界大戦あたりの世界史に怪物や物の怪をミックスした形になっている。

例えばシャドウハーツ2ではロシア革命も舞台の一つになっているし、日本、イギリス、ロシア、どうしようもない世界の流れに否応なく戦争に向かっていく各国を舞台に物語が展開していく。

史実を元にしている、となるとキャラ一人一人の心情をおざなりにして、史実の進行に寄ってしまってるんじゃないか、と思ってしまうが、これは完全に逆。

シャドウハーツはキャラ一人一人の心情の寄せ集めで史実を構成するというものすごい難しいことを実現してる。だからどれだけ物語を進めても矛盾が一切ない。

各キャラが自分の成し遂げたいこと、守りたい人、それを叶えた結果、今の世界史の歴史がなぞられた、としか思えない。歴史が先にあるのではなくウル含め登場人物がはじめにありきだと思える。


さっき聞いてもらったのはシャドウハーツ2のエンディング曲「月恋花」。普通に聞いたら恋人の両思いが叶った、もしくはそれに準じた、そんな歌詞になってる。

ぜひシャドウハーツ1、2をプレイしてもう一度「月恋花」を聞いてほしい。こんなにも意味合いが違ってくるなんて。ウルを、そしてアリスをうらやましく思い、カレンをとにかく好きになってしまう、そんなエンディング曲。


まとめ

シャドウハーツについて書いた。

カレンこそがシャドウハーツのヒロインだと思う。こんなすごいゲームをプレイできてもうゲームはいいかなと思えるくらいすごい。

そしてたぶんこれ以上のゲームはこれから先でてこないだろうな、RPGでこれ以上は出せないだろう、とかなり確信を持って言える、そんなゲーム。

このエンディングには賛否あると思う。あのキャラは、んじゃそのために愛されないままずっと生きて、そして死んでいったんかい、と。

確かにそう見えてしまうけど、それは違うんだろう。たぶんそれはあらかじめしていた覚悟以上に、その後その人に出会ってからの感情の遷移できちんと救われているはず。あのキャラが魅力的でないはずがないんだから。


どんな思いでカレンが過ごしたのか、そして激動の時代を生きたのか、ぜひシャドウハーツをプレイして感じてみてほしい。



おまけ

ネタバレないとか言いながら動画完全にネタバレしてんじゃん。悪い。動画は差し替えておいたので記憶を消しておいてほしい。


…ん?記憶消すってどうやるかって?そんなのは知らない。強めのお酒、ウォッカとか飲んだらいいんじゃないかな。しらんけど。

記事一覧

QooQ