そりゃないぜとっつぁーん、とろくに真似ようともしてないないルパン三世が出てくるくらいには水着ダイアナ引けなかった。
その後ぼくはおもむろに地面の砂利、というかアスファルトの破片をなんか適当な袋に手でぐわーっとかき集める。
左手には集めた砂利、というかアスファルトの破片が入った折り畳み傘的袋をつかみ、右手は両の目を覆う。
そうして、思い残すことなど、思い残すことなど…、いくらそう考えても。すべてが思い残すことだろう、と、心が、体が、現実を拒絶する。
暗くなりにじんでいく視界の中、冷えた足だけが冷静に僕をベンチへと運んでいく。
……
…
…負けたんだ。もう、夏は終わったんだ。
ま、しゃーないな。にしても水着ダイアナほしかったなー。
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