- 食べてみたら美味しいから!
といってすすめられて食べてみたら意外に美味しかったものってけっこうある。今すぐには思いつかないけどたぶんきっとこれまでの人生でけっこうあったはず。
そう、食わず嫌いはいけない。
そんな思いからFF15、ぼくにとってFF10以降で初となるFFのストーリーを見てみる。芋虫のように見えてとても食べられたものではない、一見するとそんな風にぼくの思考、というかその一歩手前の感覚的な、より本能的な部分でいったんの躊躇が入る。
しかしそうはいっても、一度食べてみたら芳醇なくちどけの霜降り肉のような作品の可能性だってあるのだから。
(※以下ネタバレを含む)
……
…
うーん、これは確かにイモムシの評価を得てしまうのも分かる。7時間に及ぶ超大作イモムシ。
思ってた以上に主要4キャラがチンピラだし、ぎっとぎとのネイルでスマホいじってる会話9割「まじ?」「それな」な女子高生くらいの精神年齢。
確かに16才の腰パンしてる男子高校生4人旅だと思えば、そんなリアルを丁寧に切り取った作品といえなくもない。それがFFかといわれれば違う気もするけれど。
しかし調べてみるとノクティス20才。20でこれはえげつない。
九九とかできなさそう。
ストーリーについては要所要所の展開は好きだった。特に中盤はあれ?思ったよりぜんぜんいいストーリーじゃん、FF10より好きかもしれない、と思うくらいよかった。
でも結末がよくない。
ゲーム内でのエンディングは結局神の思うままに敵が動かされ、これまた神の思うままにノクティスがそれを倒した、という神の手のひらコロコロストーリー。
戦闘シーンはカッコいいけど、巨人の拳を、ゴキブリくらいのスケール比のノクティスが剣で受け止めたりとみようによってはものすごいシュール。オレがゴキブリを新聞紙丸めたので仕留めようとして、触角で弾かれたら笑う、し、恐れおののく。
FFをハイクオリティ映像で作ったらこういうシュールな感じになるんだな、と新しい発見があった。でもこれはもうしょうがない気もする。どのFFをリメイクしてもこうなるはず。
オクトパストラベラーのようなドット絵回帰の流れはゲームとしていい流れなのかもしれない。
大人ノクティスはカッコいい
FF15では物語終盤にいきなり10年の年月が流れる。ノクティス30歳。
この30歳のノクティスはカッコいい。玉山鉄二ライクな風貌で相変わらず黒いホスト風味の服装はしてるけどちゃんとサマになっている。
こっちの大人ノクティスがコラボで実装されてたらガチャ回したかもしれない。
プロンプトは絵にかいたキョロ充
プロンプトは絵にかいたキョロ充具合で誰かモデルがスクエニ開発内にいるのでは、と思うくらいにリアル。
性別で語るなといわれそうだけれど、この性格が女子であってもちょっときついくらいの性格をしている。
しかしFF15の仲間キャラで唯一人間味を感じるキャラだった。幻影戦争のプロンプトもちょっと育てたくなった。欠片ガチャ回しておくべきだった。
アラネアはいいやつ
幻影戦争のコラボステージでは敵として出てきているアラネア。
FF15でも初回登場時は敵として登場するが、わりに早い段階で、特にこれといったターニングポイントなく普通に仲間寄りの立ち位置になる。
キャラ自体は姉さん的でかっこいいけど、顔が幼くギャップがすごい。
あとちゃんとゲームをプレイしたら信条とかもわかるのかもしれないけど、ちらっと触れたくらいだと何を思ってそういう行動をしているのかがよくわからないキャラだった。
まとめ
幻影戦争のFF15コラボを期にFF15のストーリーに軽く触れてみた。
結果わかったのはFF10がすごいいい作品だったという事。当時は映像がきれいなだけで一本道ゲーじゃんとか思ってたけど、今FF10のストーリーを見たら普通にいいゲームだな、と思える気がする。
あと声優にくわしくないけどプロンプトの声を男性があててることに驚いた。ずっと女性の声だと思っていた。なんかどっかで聞いたことある声だな、と思ったけど思い出せない。
追記
あー、ゼノンザードのピモタか、と思ったら違った。声優ってすごいんだな。こんな高い声でるなんて。
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