ゆるキャン△と野宿と

2022年5月2日月曜日

FFBE幻影戦争

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すまん、幻影戦争全く関係ない。ちょうどいいカテゴリがなかったんで最近書いてなかった幻影戦争のカテゴリを借りる。


ゆるキャン△を久しぶりに見てる。

ゆるキャン△をすんごく好きな友人もいて、ソロキャンを始めるくらい好きらしい。だから改めて見直してみようかなと。


個人的にソロキャンはないけどソロ野宿なら幾度も体験がある。鳥取、名古屋、横浜、東京…etc。

いや酔っぱらって駅のホームで…とかじゃなくて、全国周遊旅行中に野宿を選択したことがある。

ていうかホテル代高いからけっこう野宿を選択してたな。


道の駅がすんごい野宿にいい。明石海峡大橋のすぐ下にある道の駅で見た光景は、一生忘れないだろう。星がすんごい見えて、そして明石海峡大橋がいろいろな色に光る。そこにはテントを張ってその移り変わりを堪能してる人さえいた。

天井のない東屋、というと変だけれどそういう正方形のベンチ?で寝そべって、腕を頭の後ろに回してずーっと夜空を眺める。ずーっと。そして気づいたら寝ている。

すごい贅沢な時間だった。

まあ、朝起きたらなんかようわからん虫に刺されて唇膨れまくってたりするんだけれども。


道の駅では車で夜を越す人も多くて、そういう人たちからものすごい物資の施しがある。


「どう?コーヒー飲まない?」

「ははは、カップラーメン一緒に食べようや!」

「このパンよかったら食べてね!」

「この野球場で泊まっていっていいからな!」


朝起きたら一人テントの前にたくさんの食料が置かれてたこともある。霜でクシャクシャになった、温かいメッセージと共に。

学生時代四国に行ったときなんて、偶然知り合った女の子に「なら私の家に泊ってよ」と言われ、めちゃめちゃ緊張したのを覚えてる。ウブだったんだね。向こうはもしかしたらそういうつもりだったのかもしれないけれど、そういうのはあんまり求めてなかった。とりあえず頂いた春巻が美味かった。


野宿、それからキャンプ。

朝日が登って、完全な暗闇じゃなくなるとき、ああ、オレ生きてるんだな、ってすごく思う。なんだそれ、って思うだろうけど実際に野宿してみるとすんごく思う。


もう体は露でベトベト。完全に最悪の状態なのに、それでもものすごい凝縮された時間が続いてく。


日が登って、その日差しが体のベトベトを溶かしてく。いや、乾かしていく。

人が外に出てきて、夜の静寂がなくなる。ああ、犬の散歩ってこんな時間からしてるんだなって思う。まるで俺だけしかいないんじゃないか、なんていう妄想が妄想だってわかる。


ああ、やっぱまた一人旅行きたいな。


そして。

自分で自分のことくらい認めてやれよ、他人の評価に依存するなよ、っていうヘンクツじいさんみたいなオレの価値観はそういう体験から出来上がっちゃったんだろうと思う。

クセ強いし、正直共感できない人も多いとは思う。


もしこのブログの記事をいろいろ読んでるもの好きがいるなら、随所から感じてる事だと思うけど、完全にオレは変わり者だと思う。もちろん友達も少ない。

なんなら学生時代は「あれ?おれなんかしかの発達障害なんじゃねーかな」と思ったくらいには周りになじめなかった。いじめしてるやつがいたら、足がくがくブルブル、今にもちびりそうになりながら、声震わせながらそしてカーストほぼ最下位くらいのイケてないグループなのに「や、やってることが卑怯すぎる」とかいっちゃうタイプのアホ。

逆にこれって極限まで振り切れば「ああ、あいつってああいうやつなんだな」で通るからそこまでいくとすごい楽になる。とりあれず学校では。そこに少し、いや大量のユーモアを混ぜれば社会でも難なくやっていける。


でもまー、周りになじめてるかどうかなんてより、自分が好きなように生きていられるかの方が大事だと思うし、そしてたぶんそういうふうに思う事自体が世間一般とは価値基準が違うんだと思う。


もし、そういう感じで「あー、俺(私)、なかなか周りに溶け込めないなー」と思ってる人がいるなら、もっと好きなように生きてみればいいと思う。一人旅なんかいいよ、うん、実にいい。

自分しかいない世界、そして夜になればそういう人が集まって、いろんな話をするんだから。

「どういう所を周ってきて…」「私は旦那と一緒に車中泊してて…」


そういう話はどれもすごく淡々としていて、そしてどれも魅力的なんだよな。ただ自分の体験をそのまま話してる、そんな目でみんな語る。周りの感想じゃなくて、自分の感じたままをただ見つめて話す。

話しているその目、体の前で何かを練るような手、そこに今まさにその光景が広がっているような話し方をする。


そんな世界に10代20代のときに触れられたから、こんな頭でっかちな意見になったんだろう。


そしてたぶんだけど、そういう所にキミが”自然と溶け込んじゃう”魅力的な人たちがいるんじゃないかな。周りに溶け込めないなら、いっそ周りを変えてしまえばいい。自分が変わる必要なんて、ないんだと思う。

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