清水義範「おもしろくても理科」の感想と評価

2024年5月25日土曜日

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清水義範さんの「おもしろくても理科」の感想と評価を。


イラストが可愛かった

本の感想でもなんでもないな…。イラスト書いてるの清水義範じゃないし。

でもイラストが可愛かった。

西原理恵子さんっていう方がイラストを描いてる。


おもしろくても理科の内容としては、海の生物をビデオカメラで撮る回は面白かったけれど、それ以外はあんまりおもしろくなかった。

「おもしろくても理科」じゃなかった。


それよりも西原理恵子さんのイラストのちょうどいい塩梅の毒舌感が面白かった。

後は小説冒頭にあるハカセとデシの説明も面白かった。


  • でし「幼少の頃よりシンナーを愛飲。思春期のおり交通事故にて後頭部を強打しており、とても頭が悪い」


こんなん笑う。

「とても頭が悪い」のつけ方がポケモン図鑑のサイドンかなんかの説明と同じ、高すぎるセンスを感じる。

たぶんあれも西原理恵子さんが書いてるんだろうと思う。


後、この本は西原理恵子さんのイラストが時々文章間に添えられてるんだけど、

  • 「清水。ここまでのページで何人の読者がだつらくしたと思う?」
  • 「こないだハカセがTVでいたいけなガキにまで何か教えこんでいた。地球セイフクとか参議院議員立候補とか何かとんでもない事をたくらんでいるのではとムナサワギがした。」


とか、声出して笑った。

なんだろう、文字の丸みというか脱力感とイラストの適当さと、カタカナや漢字の割合とかそういう、活字だと出せない、漫画家ならではの見せ方みたいな部分で異常にセンスが高い気がする。


んじゃ僕はもう西原理恵子さんの本読んでることになる。

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