伊坂幸太郎「夜の国のクーパー」の感想と評価

2024年6月4日火曜日

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伊坂幸太郎さんの「夜の国のクーパー」の感想と評価を。


これならほかの作家の本読むなぁ

この「夜の国のクーパー」は伊坂さんっぽくない小説。

伊坂さんぽくないでいうとマリアビートルもそうだったんだけど、こっちは単純に面白くない。ちょいちょい挟んでくる株売買の話も「だから何」感が強い。


あらすじはというと、

仙台に住んでて妻に不倫されてた公務員の男が、うっぷん貯まって仕方ないから釣りに出たら海で遭難して気づいたらおとぎの国に漂着してました、猫と会話できるようになってました、銃がすげー!と言われるくらいの文明度の島で戦争に負けた国が今まさに蹂躙されようとしてました。


みたいな。

とにかく普段の伊坂さんの軽やかな会話のやり取りが全くない。


これ読むならほかの作家のこういう感じの本読むなぁ…。

もっというと伊坂さんの本で、似たような人外からの目線で描かれてるガソリン生活の方が物語としての出来が高い。

長いわりに面白くない、そういう感想になってしまう。

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