伊坂幸太郎「シーソーモンスター」の感想と評価

2024年6月4日火曜日

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なんでも異なる作家さんがリレー形式で太古から未来にわたる人と人の対立を描いた企画、「螺旋プロジェクト」というものの中の2つのお話である、伊坂幸太郎さんのシーソーモンスターとスピンモンスターの感想と評価を。


螺旋プロジェクト

この本を借りてから螺旋プロジェクトという企画の中の1冊だということを知ったんだけど、人と人の対立、海族と山族という2種類の人種の対立を描く、みたいなやつだった。

「海族と山族」と言われてもチンプンカンプンだと思う。

ただこの螺旋プロジェクトでは、人間には2種類いて、それが海族と山族。

顔の特徴が全然違っていて、この2族が出会えばそこには必ず対立が生まれる、そうならざるを得ない、犬猿の仲、みたいな設定になってる…らしい。


伊坂さんの担当は現代編と近未来編で、現代編がシーソーモンスター、近未来編がスピンモンスター。

この本「シーソーモンスター」は表題こそシーソーモンスターとなっているけれど、中身はシーソーモンスターとスピンモンスター両方が収録されてる。


シーソーモンスター

シーソーモンスターの方は、なんていうんだろう。

嫁姑問題にスパイもの設定を追加した、みたいなそういうストーリー。何も知らないお人よしの旦那と、諜報機関に勤めていた妻のお話、みたいな。

で、誰と誰が海族と山族なのかというと、嫁姑問題と書いたように嫁とお義母さんが海族と山族。

めっちゃ喧嘩する。そればかりかお義母さんが手配した暗殺者のようなものまで出てきて…?みたいなそういう。


スピンモンスター

こっちは螺旋プロジェクトの中では近未来編ということで、よくあるAIとの攻防が描かれたストーリー。

AI開発者が配達人である主人公にある手紙の配達を依頼するところから話が始まり、そのAI開発者の旧友と出会い…、そこには主人公と犬猿の仲、海族と山族の因縁である今は刑事になっているクラスメイトがいて…。

みたいな。


どちらも普段の伊坂さんっぽさが減っていて新鮮で面白かった。

んでこの螺旋プロジェクトに参加してるほかの作家さんのもどうせなら読んでみるかー、と図書館で予約してきた。

こういう機会があると知らない作家に触れられていいよなー。本屋や図書館で無作為に本を選ぶとなっても、無作為とはいっても本の装飾とかタイトルとかで選んじゃうし。

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