この「三つの車両」は中村文則さんの短編小説「A」に含まれる作品。
この「A」の中で個人的に「三つの車両」が一番好きだった。あと「セールス・マン」も面白かった。
ここでは「三つの車両」「セールス・マン」の感想を書きたい。
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うん、書くような感想がない。
どっちもめちゃめちゃ変な文体が楽しいなーっていう作品。
まー、気軽に読めるんで、待ち合わせの時とか、本屋で立ち読みして読んでもらってもいいかもしれない。
一応あらすじだけ書いておくと、「三つの車両」の方はどこにも止まらなくなった電車に乗り合わせた人達のカオスな会話や思考がしっちゃかめっちゃかになって、最終的にみんな崖ほどもあるホームと電車の入り口の溝を飛び越えて下車するっていうなんだかすごい話。
「セールス・マン」の方は、セールスマンが憂鬱を売るという話。憂鬱を売り、その対価に性欲をもらい、その性欲をまた別のなにかと交換して…、というわらしべ長者的ギャグ作品。
どっちも笑えるんですっごくおすすめ。
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