中村文則「私の消滅」感想

2024年4月9日火曜日

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中村文則さんの「私の消滅」を読んだんでその感想を。


「私の消滅」感想

個人的に今まで読んだ中村さんの本の中では一番面白くなかったのがこの「私の消滅」。

なんていうんだろう、ちょっと浅い?ような気がする。


よくありがちな物語になってしまってるというか、山田雅也とか乙一の作品と言われても「あー」と納得してしまいそうな、中村さん風味が薄い、そんな作品。


あらすじとしては、他人の戸籍をもらおうとする男の話。その男がその戸籍の元の持ち主の過去について書かれた手記を読むところから始まる。


人生の交換、というのがテーマになっていてそこに洗脳やらなんやらのサブ的な要素がぐちゃっとされてるんだけど、登場人物の狂気度合いがマイルドというか。


…なんだろうオレが中村さんの本に慣れてしまったせいかもしれない。

「もっともっと!」って前の本よりももっとすごい刺激を求めすぎてるのかもしれない。


ちなみに今まで読んだ中村さんの本で一番好きなのはやっぱり「遮光」だなー。ラストの畳かけがもうヤバい。

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