中村文則さんの文章はやっぱりまねできない。中原中也さんの文章もまた絶対にまねできない。
オレはこれまで文を書く、それから会話では右脳と左脳のどちらに主導権をどれだけ握らせるのか、それからテンションの高低、この2次元グラフ的な感じで行ってた。
テンションを自分でいじるのはできないんで、右脳左脳のX軸のみを意識してるといってもいい。どこまで感覚的に書くか、いわゆる右脳にゆだねるか、っていうのを意識して書いてる。
人が話すとき、文を書くとき、それは少なからず論理的に考えてから、その回路を通ってから言葉なり文なりに出力されると思う。人によってはその感覚しかないかもしれない。
ただ、という事で、この回路のネスト具合、深さをコントロールできれば、左脳的な、論理的な会話や文章を減らせるということになる。
思い付きで続いていくような会話や文章が出力されることになる。
このどこまで右脳的にするか、というのは人によって感覚があると思うんでコツとかは何とも言えないけど、とりあえずまずその認識をすることが大事だと思ってる。それだけで文章や会話の右脳左脳的な深さを自分でコントロールできるようになるはず。
そして中村文則さん、中原中也さん。
この2人はぼくからすると両方の脳を完全に使いこなして、作品を仕上げてる。絶対値が違うと言ってもいい。
ぼくが100の絶対値を右脳70、左脳30に割り振ってるとするなら、このお二人は絶対値が200あって、それを右脳100、左脳100に割り振ってる。
だからそんなの適うはずがない。
割り振る前のパラメーターが違うんだから。
天才ってのはいつの世代にもいるものなんだなー。
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