【ガデテル風ドット絵】FFBE幻影戦争、グラセラ

2022年6月21日火曜日

FFBE幻影戦争 ドット絵

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追記

やっぱり槍がないのはよくないんで槍も追加。

少しは腕が後ろに回ってる感が出てくれた…のかもしれない。あと肩部分の布の面積も広げた。


before



after

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あかん、ぜんっぜん出来ない。

一応FFBE幻影戦争のグラセラ、それも最新のやつ、革命の旗手?のやつを必死に観察して作った。


……



でもまじで全然できない。


出来ないできない言い続けて、もう1週間も日夜頑張って作って、これ以上どこがどうダメなのかすらわからないところまで来てしまった。

たぶん今の俺の実力だとここまでしかできないってことなんだろう。


ガデテル風だけれども

今回のもあいかわらずガデテルもろパクリのドット絵なんだけれども、関節の表現も学びたかったし、スカートの感じを出したかったんで革命の旗手グラセラの立ち3Dのポージングを作ってみるコトに。

腕が上に上がってる感じ?をドットで表現するのが全然わからない。ガデテルっていうパクリ元がないからとたんに表現できなくなる。ダメダメだな、まじで。


三つ編みで2日

ほかにも革命の旗手グラセラはムズイ箇所目白押し。ドット絵のなんかそういう昇級試験化と思うくらいムズイのが多い。

まず三つ編み。

ドット絵で三つ編みってどうやって表現するんだろう?ってとりあえずお手本としているガデテルのユニットで三つ編みのキャラを探すも見つけられなかった。


三つ編みキャラ。めちゃめちゃいそうなのにいない。

しょうがないんでググりまくるとうねり?と光沢が大事っぽかった。

でも三つ編みのドット絵サンプルってどれもおさげ髪の三つ編みでこういう円環になってる三つ編みは載ってなかった。

めちゃめちゃあーでもないこーでもないと試行錯誤して、なんとか三つ編みっぽく見える感じになった…と思う。

ドット絵で三つ編みを作るコツは、三つ編みの方向(上のグラセラでいうと横向き)に対して、直角に入れる暗い線を意識して、んで一編みごとにハイライトの光を入れてあげるとそれっぽく脳が補完してくれるみたい。


髪飾りで2日

んでせっかく2日かけて作ったドット三つ編みに重なるように髪飾りを作る。たぶんレイヤーとかで分けて作るのが絵を描く基本なんだろうけど、そこまでツールが使いこなせてない。普通にせっかく作った三つ編みを塗りつぶして髪飾りを作ってく。あーあ、である。


髪飾りの金属感?っていうのがめちゃめちゃ難しくて正直上のグラセラも全然表現できてないと思う。

普通に茶色を使っただけだと枯れ葉を頭に乗っけてるだけな感じになっちゃう。それから葉っぱっぽいモチーフをこのドットの少なさで表現するのが全然できない。

葉っぱ感出しつつ金属感もドット絵で表現する…。いや「おいしいパクチー」くらいようわからんこと言ってるじゃん。

んで結局ぜんぜん出来てないんだけれども、ドット絵で金属感を出すには隣り合う色同士の明暗をはっきりつける事(イメージしてるよりすんごい大胆に暗い色を使うのが大事っぽい)、それから光のラインを意識するのがコツっぽい。

今までまったく意識してなかったけど、日常生活で目にする金属素材の物って、すんごい光ってるラインがあれば、その隣はいきなり暗い色になってる。

だからドット絵でもそういう光のライン?逆にいうと暗さのラインを意識して作るとなんとか枯れ葉には見えないくらいには作れた…と思う。


立ちポーズで1日

んで最後、グラセラのあの後ろで槍を持ってる特徴的な立ちポーズ。

これがまじでムズイ。


ガデテルのキャラってみんな腕を下にブラーンとしたキャラばっかりだからパクれない。見本にできるドット絵がない。

サクラチヨノオーの時と同じで、ブラーンと下に腕を作ってもよかったんだけれど、今回のグラセラはスカートのラインをキレイにだしたかった。

ドット絵のプロだとたぶん、腕プラーンとスカートのラインを両立できるんだろうけど、初心者にそんなことできるわけもなく、それなら腕を上に上げるポーズをそのまま採用しよう、という事で。


結局なんか左腕がグネングネンになってる気がするけれど、とにかくスカートのラインを残すことには成功。

ただ後ろ手で構えてるはずの槍が作れてない、もうそこまでいこうとすると知恵熱出るレベルで頭がぐわんぐわんしていた。


んでスカートのラインに拘った理由だけれども、なんていうかガデテルのドット絵はものすごい完成度で、見れば見るほど引き込まれるけれど、エロくはないんだよな。


このドット数でエロさを出せたら素敵やん、って島田紳助みたいなことを考えながら、今回は作った。気持ち悪いけれど、胸ってどうやってコントラスト付くのかとか、ケツはどうなのか、とか。今までそんなん意識したことなかった。絵を描くことを前提に日常を生きてなかった。ここまで観察できてなかったのか、って照明一つ、ビールの空き缶一つとっても思う。

光の当たり具合、影の出来具合、それをドット絵でどう表現すればいいのか。


結局全然出来てない。


もっと頑張らないといけない。


ドット絵を毎日やるようになって思うのは、ドット絵でこんだけ大変なんだから、普通に絵を描ける人って人智を超えてる存在だよなーという事。

なんであんなにいろんな構図のシーンをペン一本で描きだせるんだろう。すごすぎる。


絵が描けない、って子供のころからずーっと思ってた。

美術の時間とか、頭の中になんとなくあるイメージ、それはもうめちゃめちゃいい構図でいい色合いですんごいカッコいいのに、いざ画用紙に腕を通して出力されるとそれは全然イメージと違うもので、絵心ない芸人並みの悲惨な出来。

んで「なんじゃこりゃ」とその落差でやる気がなくなってた。表現したい事の1ミリも表現できてない。なんで頭の映像がそのまま絵にできないんだろうって思ってた。


そうじゃないんだな、たぶん。そうじゃなかった。

頭のイメージを出力するための、いろんなものに対する観察がたりてなかった。それから頭のイメージをより具体的にするステップを怠ってたんだろうな。


ここはこうだから、こういうふうに描くよな、こっちはこうなって、そうなるとここは…っていう変換?のプロセスがぜんぜん出来てなかった。「お、なんとなくカッコいいイメージきたじゃん!よし描こう」しかなかった。


ペン一本で描いてるように見えるけれど、頭の中にすごい数のツールがあるってことなんだろうなー。絵がうまい人は。そのツールが俺にはなかった、というか得ようとすらしなかったからイメージした絵を描くことができなかったんだろう。


たぶん絵が描ける人は毎日、ボケーっとアホみたいに見るともなく眺めてたオレなんかより もっといろんなものを観察して、観察して、日常を見る目が違ったんだよな。全然。

そりゃ描けなくて当然、だよな。その前段階すら、気づけてすらないんだから。気づこうとすらしてなかった。


ドット絵始めて、本当によかったなー。

今までなんとなく見てたものを出来ないなりに観察するようになって、たぶんまだまだ気づけてない事だらけなんだろうけど、それがすごい新鮮で楽しい。

次はどんな発見があるんだろう、ってワクワクする。煮詰まると頭グワングワンしてくるけれども。


これって、絵を描くっていうファクターを通しただけで、日常で目にするものや光景が全然違って見えるってことだし、そうなら、例えば料理好きっていうファクターを通じたら外食がより新鮮に感じられるってことになる。バイク乗りなら道の見え方やエンジン音の聞こえ方が、釣り好きなら海や魚の見え方が変わってくるんだろう。


なんていうかこれってすごい事だよなー。

海外に行ったり、まだ行ったことない場所に行くのが新鮮な体験だと思ってたけど、そうじゃない新鮮さがものすごくたくさんそこら中に転がってるんだなーって。ただ気づけてないだけで。

ふーん。ちょっと気持ち悪いけどいい話にまとまった感あるしこれでいいや。


ドット絵ならではの制限

あと普通の絵のすごさを感じると同時に、ドット絵ならではの制限、があるからこそ難しい表現があるのもちょっとずつわかってきた。

ドット絵もドット数を増やせば普通の絵と同じなんだけれども、ガデテルくらいのドット数だと、そもそもこの表現はこのドット数でできるのか、っていうのがまずある。

ドット一マス一マスの使い方が大事になってくるんだろうと思う。

でもそんな風に1マス1マスを丁寧に使っても表現できないものがある気がする。


例えばガデテルは鼻の表現を、イラストのように鼻の線を書くんじゃなくて、色の濃淡で鼻部分を表現してる。

これって発明だよなーと初めてそれを知ったときは鳥肌ものだった。


そもそもこのドット数のドット絵でその形は表現できるのか、できないなら代替案は、色の明暗で表現できる?


みたいなのがドット絵の奥深い所なんだなーと思う。といっても初心者過ぎて、その深みは全然わかってないし、そこまでいける自信もない。

それだけやっぱり俺にとってはドット絵であっても、絵を描くっていうのはものすごいハードルの高い事なんだなーっていうのを改めて感じたなー。


まーがんばるかー!

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