ドラガリアロストのストーリー、すごく面白い。
ここではネタバレしまくりで今現在(2021/09/21)公開されているドラガリアロストのストーリーをまとめたい。
主要キャラおさらい
主人公一行
- 主人公…魔人の肉片と本物の第七位王子であるネデウの血から作られた人工人間。複竜契約できる理由はいまだ不明
- ナーム…妖精。魔人の肉片で作られた主人公を監視する目的で当時の妖精王が派遣した。大量のマナを有し未来の自分の姿を一時的に借りられる。ハンターハンターのゴンさんが念からマナに鞍替えするレベル
- クラウ…初代国王アルべリウスの従者。300年間王の残した聖城で一人生きる
- エルフィリス…イリス協会の聖騎士。のちに聖騎士の座を自ら返上し、主人公と共に進む覚悟を行動で示す
- ランザーヴ…領主の息子、つまりボンボン。傭兵時代には汚い事もやっていたらしい(本人談)
- リュカ…種族による隔てのない平和な世界を作る事を目的とする、ダチに熱い青年
- ラキシ・マスキュラ…戦闘人形を指揮するために作られた戦闘人形のリーダー格の2人。訳あって今は一つの身体に2つの精神が宿っている
- ゼーネ…思念体として出現した異なる世界のゼシア
- シェス…主人公の姉。ラキシ・マスキュラなど戦闘人形の研究を行うなど、ドラガリの技術研究面を一手に担っている
ネデウ一行
- ネデウ…本物の第七位王子(テイルズオブジアビスかな)。生後10日で竜鱗病という不治の病で生死の境をさまようがはじまりの竜であるバハムートと契約を果たしたことにより病を克服し生存。しかし竜との契約が不十分だったため暁の聖片を使い、再契約を試みようとしている。目的は後述するはじまりの人を倒すこと
- ゼシア…主人公の妹。イリア教の巫女。最新のストーリーではなぜかネデウがバハムートと再契約するのを阻止しようとしている
- ジンローダ…妖精族の現リーダー。体を人間サイズにできる秘儀を使ったりと、虐げられてきた妖精族を改革したいと考えている
- ルヴトシュカトル…持たざる者、と自身を呼ぶ弱虫ペダルの巻島みたいなやつ。ランザーヴに執拗につっかかる
- シェルシエル…元イリア教の聖騎士。欺瞞に満ちたイリア教に対し、そしてこの世の虚偽に対し尋常ならざる感情があるよう
- アヤハ・オトハ…誰よりも自由でありたいと願っているらしい2人組。ラキシ・マスキュラを敵対視している
- ガイエン…キリン族の生き残りらしい。種族同士は戦い合って淘汰されていくべきだと考え、種族の垣根を越えて支え合うべきだと考えているリュカを見下している
- タルタロス…初代国王アルべリウスの契約竜の一人。王一人が世界のために犠牲になったことにひどく失望しており、王なき世界など滅びてしまえと考えている。王ゾッコンおじさん
その他
- 初代国王アルべリウス…血棺という秘儀で魔人をその血へと封じ、その後さらに魔人の半身を300年ずっと一人封じ続けた。その後精神を魔人に支配されたところを主人公に倒され死亡
- はじまりの人…はじまりにあった人。世界の全ては制御されているべきだと考え、可能性の一切ないすべてが決まりきった世界を理想としている
- はじまりの竜…はじまりにあった竜。世界は可能性があるべきだと考えている
- エリュシオン…はじまりの人、はじまりの竜両者がいなくなったのちの世界を管理していた竜。ドラガリの世界観はいわゆるパラレルワールドになっておりエリュシオンはその数百、数千の世界を統べている
ストーリーまとめ
もうだいたい上のキャラおさらいにストーリーのおさらいも書いたんで、こっから先は味方キャラとアギトメンバーそれぞれの対立やどういった成長をしたのかっていうのを書きたい。
というかこれが一番書きたかった。さあいこう。
主人公/ネデウ
主人公は血だけは竜の血(いわゆる王家の血)が流れているけど、その肉体は魔人の肉片から作られている。
ネデウは正真正銘の第七位王子。
……
…
テイルズオブジアビスじゃん。この後どうなるかまだわからないけど予想だとこれまたテイルズオブジアビスらしく融合するんだと思う。
たぶんストーリーでゼシアがネデウがバハムートと再契約するのを阻止しているのは、ネデウがバハムートと契約すると主人公が消えるとかそういう理由なんだろう。
「でもそれでも僕は構わない」とか主人公が言い出して、結局融合。んで精神世界で戦闘になって、ここはテイルズオブジアビスと違ってネデウじゃなくて主人公側がメイン人格になるんだろう。
という予想。
クラウ/タルタロス
この2人の対比がものすごいいい。好きすぎる。
どちらも初代国王アルべリウスをものすごく慕ってる、もう心中するレベルでぞっこん。
片やクラウはアルべリウスが愛し、そして残したこの世界を守りたいと考えていて、片やタルタロスは国王一人に重責を与えてしまった自分自身もクラウも、そしてこの世界の全ても滅んでしまえと考えている。
どっちもわかるんだよなー。
どっちかというとタルタロスの言ってる事の方がわかる。でも聖樹でアルべリウス王が会いに行ったのはクラウの方っていうのがまたくるものがある。
あのアルべリウスとクラウの会話シーンがすごくよすぎる。
食事を作ってくれないか、からの流れがよすぎる。
クラウはアルべリウスと話す中で、そして本当の別れの中で、従者であった自分と決別する。それは誰かの指示で動くのではなく、自分で考え、悩み、決断するという事。
うーん、クラウもタルタロスもかっこよすぎる。そしてアルべリウス王。そりゃホレるわ、という感じ。
アルべリウスを描いた過去編とかしてくれないかな。
ランザーヴ/ルヴトシュカトル
10章までストーリースキップしたためかなぜルヴトシュカトルがここまでランザーヴに突っかかるのかわからない。
想像だとランザーヴの父親が領主を務める国のなんか恵まれない子供がルヴトシュカトルなんだろうなと思うけど、それくらいしかわからない。
ランザーヴは旅の中で、何かを為すためにはその手法が大事だと気づく。そしてそのためにはもっと世界の仕組みを知る必要があると知る。
目に入ったものをただ直接的に、その場その場で解決しただけでは、実は解決になっていないことを悟る。
ただのバカかと思ってたけど、このイベントでぐっとランザーヴが好きになった。
エルフィリス/シェルシエル
エルフィリスもシェルシエルもイリア教の聖騎士だった。
これも10章まで飛ばしてしまったんでイリア教の悪事がイマイチよくわかってないけど、ウソついたりしてたんだろうな。たぶん。
シェルシエルに関してはタルタロスみたいにあんまりエルフィリスとの対比感がない。真実大事!まーそうだよな、という感じ。
エルフィリスは主人公の出自の秘密をほかの仲間に先駆けて知っていた。知らされていた。そして本当にこのまま主人公に付いていっていいのか、正しいリーダーに自分は従っているのか、と迷う。
教会の聖騎士として、主人公に付き従う槍として、強くなったはずなのに弱いままだった自身に気づく。
そして、なにを信じるかではなく、「何を信じるか」それを決めた自分自身の意志を信じ貫くことが大事だと悟る。
あえてシェルシエルとの対比でいうなら、真実こそが絶対と考えるシェルシエルに対して、エルフィリスは一度は主人公の出自という真実から逃げたけれど、真実がどうのではなく自分の選択を信じる心そのものに道を見出したエルフィリス、という事になるんだろう。
リュカ/ガイエン
まー正直ほかのアギトと違ってガイエンはマジのキチガイだから対比とかあったもんじゃない。
おまえがそう思うのは勝手だけどそれで人を殺していい理由にはならない。とにかくただのヤバいやつ。それがガイエン。
リュカはたぶん”変わらない”という選択をしたのが成長なんだろうと思う。
ランザーヴに主人公にこのまま希望を託していて、本当にお前の夢は実現できるのか、と言われて、それでも「俺はダチであるお前の行く末を一緒に進みたい」といえるのがリュカの強さなんだろう。
変わる事、変わらない事、成長する事、成長しない事、実はそれ自体には優劣はない。成長とはある面では先に進んでるけどある面では後退している。
結局自分が信じたように動くこと、それが尊い選択だという事なんだろうと思う。成長や後退という概念自体が自分の心次第、という事。思い描いた方に動けているかという尺度しかない。
ドラガリアロストは全体を通してリュカの考えを押し出しているように思うし、ぼく自身そうだろうなーと思う。
変わらない事、変わる事、それを決めるのは自分自身だ、という強いメッセージを感じる。
ラキシ/アヤハ
ラキシとマスキュラ、そしてアヤハとオトハ。どちらも2人1組になっている。
アヤハオトハの言動を見るに彼女らも作り出された存在なんだろうと思う。そして自由という概念をこよなく愛する自分たちより自由にみえる同じく作られた存在であるラキシとマスキュラが許せない、と。
ラキシとマスキュラの成長は正直アヤハオトハと出会った事ではあんまりないと思う。ただ自由は比べるものじゃない、自由とは自分の心がそう思い、感じるものだ、というのはその通りだと思うし、ハッとさせられた。ゲームのテキストにハッとさせられるなんていつぶりだろう。
マスキュラとラキシ。持った心の大きさの違い。その2人の成長が見ていてすごくいい。中学生くらいのマスキュラと小学生低学年くらいのラキシ。
でも時に、というかだいたいの事柄に対して、年増より年少の方が本質をついている。迷いや色眼鏡なく世界をストレートに見ている。
心を多く持つはずのマスキュラがラキシに正され、そしてマスキュラがさらに成長していくのが見ていてすごくいい。好ましい。
まとめ
ドラガリアロストの今公開されている21章前半までのストーリーやキャラ相関をネタバレありで紹介しました。
とにかくドラガリアロストのストーリーは見ごたえがある、単純に面白い。21章前半までクリアしたけどゲームとしての難易度もストーリーを楽しむには大事だろうなと思いレベル上げはちょっと保留中。
やっぱ熱い戦闘っていうのはRPGのストーリーのスパイスだと思う。
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